RXでFDT(Flash Development Kit)を使うときにジャンパを切り替えたくない
RXでFDT(Flash Development Kit)を使ってROMに書き込むときと、通常動作時で、わざわざジャンパを切り替えたくないと思いました。
そこで、以下のような機能をつけてみました。
まず、特電RXボードのデバッグ用USBは、TeraTermなどからシリアルポートとして開けるコンソールを持っています。TeraTermでCOM##番へ接続してみると、RX Debug supportと表示されます。
① このコンソールからres と打つと、メインのRXマイコンにリセットがかかります。
FDTの画面ではデバイスがまだ検出されていません。
② このコンソールからfdtと入力すると、RXマイコンのMD0端子を'0'に、MD1端子を'1'にして、リセットをかけ、USBブートが可能なモードにします。
すると、指を触れていなくてもFDTの画面でデバイスが検出されるようになります。
③ 再びノーマル動作モードに戻すためにresと入力すると、リセットがかかり、RXマイコンは通常起動します。
④ uartと打つと、78KマイコンはUSB-シリアルとして動作するようになり、同じコンソール画面の中で打った文字はRXマイコンのRXD1へ送られ、RXマイコンのTXD1は78Kを通じてコンソール画面に表示されるようになります。
⑤ 接続を閉じると、USB-シリアルモードは終了し、再びRX Debug supportに戻り、再びresやfdtなどのコマンドを受け付けるようになっています。
いろいろ試行錯誤しながら作っていたのですが、ややこしくなってしまいました。使いやすいかどうかは、まだ未知数です。
これで、デバッグサポート用の78Kの機能は完成しました。少しずつ、少しずつ、機能を充実させていきます。
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