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2011.04.30

RXでFDT(Flash Development Kit)を使うときにジャンパを切り替えたくない

RXでFDT(Flash Development Kit)を使ってROMに書き込むときと、通常動作時で、わざわざジャンパを切り替えたくないと思いました。

そこで、以下のような機能をつけてみました。

まず、特電RXボードのデバッグ用USBは、TeraTermなどからシリアルポートとして開けるコンソールを持っています。TeraTermでCOM##番へ接続してみると、RX Debug supportと表示されます。

① このコンソールからres と打つと、メインのRXマイコンにリセットがかかります。
FDTの画面ではデバイスがまだ検出されていません。
Fdt_none

② このコンソールからfdtと入力すると、RXマイコンのMD0端子を'0'に、MD1端子を'1'にして、リセットをかけ、USBブートが可能なモードにします。
すると、指を触れていなくてもFDTの画面でデバイスが検出されるようになります。
Fdt_detect

③ 再びノーマル動作モードに戻すためにresと入力すると、リセットがかかり、RXマイコンは通常起動します。

④ uartと打つと、78KマイコンはUSB-シリアルとして動作するようになり、同じコンソール画面の中で打った文字はRXマイコンのRXD1へ送られ、RXマイコンのTXD1は78Kを通じてコンソール画面に表示されるようになります。

Rx_78k_concole

⑤ 接続を閉じると、USB-シリアルモードは終了し、再びRX Debug supportに戻り、再びresfdtなどのコマンドを受け付けるようになっています。

いろいろ試行錯誤しながら作っていたのですが、ややこしくなってしまいました。使いやすいかどうかは、まだ未知数です。

これで、デバッグサポート用の78Kの機能は完成しました。少しずつ、少しずつ、機能を充実させていきます。


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