Interface誌のRX62N用拡張基板を考えています
ルネサスのデバイスが入手困難な状況が続いているので、既に市中に何万個と出回っているデバイスを活用できないかと・・
そう、つまり、Interface誌のRX62N用拡張基板を考えています。
こんなベースボードを考えてみました。
主なスペックは、
- Interface誌付録のFRK-RX62Nを搭載
- SDRAM(64~256Mbitのどれか)を搭載
- イーサネットコントローラとRJ-45コネクタ搭載
- レガシーなシリアルポート(D-SUB9ピン)搭載
- 上記シリアルポート用ラインドライバ搭載
- オンボードでUSB-JTAG機能を搭載
- SPI ROM(16Mbit)をオンボードで搭載
- 外付16bit D/Aコンバータ & オペアンプで高音質なサウンド出力
- DC5Vアダプタ入力 & スイッチングレギュレータ
- MMC Micro (SDカードも可) ※普通のSD/MMCのほうがいいかも
- USBホスト用コネクタ(ESD保護、電流制限ドライバ付)
- ブザー/スイッチ/LED
- 150mm×75mm程度のお札サイズ
- ネジ穴6個
- Arduinoシールド搭載可
- Maryボード用拡張基板搭載可
です。
「Arduinoシールド搭載可」というのは、その名の通り、Arduinoのシールド(拡張基板)を搭載できるということです。すでにArduinoシールドをお持ちであれば、それを活用していただけます。
Maryボード用拡張基板搭載可というのは、トラ技別冊のMARYボード(超小型ARMマイコン基板)の拡張基板を挿すことができるというものです。
MARYの拡張基板には、OLEDモジュールや、XBeeモジュール、GPSモジュールなど様々な拡張モジュールがあります。それらをお持ちであれば、活用していただけます。
つまり、RX付録基板でイーサネットやSDカードが使えるようになるだけではなく、ArduinoやMARYの拡張ボードも使えるようになってしまうわけです。しかも、ルネサスRXという国産マイコンで。
ちなみに、この企画はCQ出版さんとは全く関係なく独自に行っています。
このようなボードがあったら欲しいという方はいらっしゃいますか?
ご意見・コメント大歓迎です!
もしよろしかったら「こんな機能も欲しい」というご要望や、「これはいらない」というご意見をいただければ、幸いです。
よろしくお願いします。
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コメント
なひたふ様へ
お世話になります。
また、身勝手な意見を述べさせて頂きます。
(1)ハードウェアについて
Ardino,MARYの拡張基板を使用できるのは大変良い事です。よい意味でのコバンザメ商法です。
ユーザを多数参加させないと基板は安くならないですから。
①ハードウェアリセットSW.が欲しい。
②RX62N基板に接合するコネクタを購入時にオス・メス指定ができたらよい。
③QFP144ピンCPUなので、自由に使用できるI/Oを増やすためSDRAMは16bit接続で32Mバイト欲しい。
④SDRAM,LAN,RS232C,USB,SPI ROM,SD CARD,Ardino,MARY以外のCPUから出ている全ての信号をMILコネクタ(未実装)に出して欲しい。(製品試作にも使用できるからです。)
⑤価格は2万円以下。
(2)JTAG ICEについて
購入ユーザはいかに開発環境が整っているかを考えます。
私はSH7262付録基板で開発を始める際に液晶基板とともにA社のJTAG ICE(安いほう)を購入しました。
貴社のRX62N開発環境は現在成長中ですが、最終的にはA社のようにC言語でのソースデバッグができないと使い勝手が良いとは言えません。(E1を使用すれば別ですが、出費がかさみます。)
また、そうでないと、せっかくのオンボードUSB-JTAG機能が半減します。
最終的にそういう開発環境が必要となります。
(できれば、別売でルネサスとKPITの両方が使えたらよい。但し、リーズナブルな価格で提供して下さい。)
(3)μClinuxについて
これについても貴社は成長中です。
もう既にお気づきだと思うのですが、数年前に出版された「はじめる組込みLinux」米田聡著にそった形で展開して欲しいです。実際この本のとうりH8を動かしたこともあります。
(米田さんの記事は昔から面白い。)
最終的には、RedBootやInsightが動くことを望んでいます。
うまくいけば、本を出版されてはどうですか?。
これもまた相乗効果で商売になるのでは....。
以上、勝手な事ばかりを書き、失礼をお許し下さい。
もし、間違い(誤解)がございましたなら訂正をお願いします。
投稿: ケンちゃん | 2011.05.24 18:48
こんばんは
コメントありがとうございます。
>①ハードウェアリセットSW.が欲しい。
これは大丈夫です。
>②RX62N基板に接合するコネクタを購入時にオス・メス指定ができたらよい。
これも、両方のコネクタを入れることにします。
>③QFP144ピンCPUなので・・・32Mバイト欲しい。
はい、16bit幅構成でのSDRAMを使います。
>④SDRAM,LAN,RS232C,USB,SPI ROM,SD CARD,Ardino,MARY以外のCPUから出ている全ての信号をMILコネクタ(未実装)に出して欲しい。(製品試作にも使用できるからです。)
基板のスペースがあるかどうかわかりませんが、前向きに検討します。
>⑤価格は2万円以下。
これも大丈夫だと思います。
>(2)JTAG ICEについて
おっしゃるとおりですね。当社のJTAG ICEも、そろそろソースコードデバッグができるようにしようと思っています。
>(3)μClinuxについて
米田さん&佐藤さんの本も最近買いました。これ、面白いですね。RedBootをいじるさいに大いに参考にさせていただきました。逆に、RedBootやLinuxの移植がいかに大変かということもわかりました。
ケンちゃんさんのご意見は、だいたい、実現できると思います。
投稿: なひたふ | 2011.05.24 20:18
Maryの接続は複数並んでいるとうれしいです。
かなり個人的にですが。。
投稿: | 2011.05.25 00:48
MARYのボードを2個並べられるかどうか、検討してみます。
投稿: なひたふ | 2011.05.25 01:43
RedBoot→u-bootになるのであの本の通りとはいきませんが、この構成であればLinuxは問題ないでしょう
ほとんどの部分は究極のRX62Nボードから持ってこれます
投稿: ysato | 2011.05.25 10:45
なひたふ様へ
ysato様へ
お世話になります。
u-bootの件、了解しました。
もし、「はじめる組込みLINUX」の著者をご存知ならお伝え下さい。
あの本では、AKI-H8/3069でDRAMが2Mバイトということもあり、本格的なアプリに挑戦できませんでした。
(あの本のようにDRAMを増やしたり、IDEを付けたりするのは、技術・金銭・部品調達・時間面でハードルが高すぎました。)
しかし、今回はSDRAMが32MバイトでSD CARDも付いているので、そこそこのアプリを走らせる事が可能だと考えています。
よって、この新規ボードを利用したアプリ例をご紹介頂ければ有難いと存じます。
例えば、ほんの一例ですがスマートフォンから自宅のファイルサーバー(新規ボード)にアクセスして、動画・静止画の再生・録画(保存)です。
(SD CARDなので速度的に実用に耐えうるかはわかりませんが....。)
他にもいろいろな応用例があるでしょうから、その当たりの紹介もお願いします。
あの本の続編として書籍を出してもらえれば非常にうれしいです。
新規ボードも売りっぱなしというのもよくないので、ケアーも必要かと勝手に考えているしだいです。
それがまた、相乗効果で新規ボードの販売促進に繋がると思います。
投稿: ケンちゃん | 2011.05.26 18:41
ケンちゃんさん
こんばんは
ご存知ルネサスHEWは128KBまでのプログラムしか作成できません。Webサーバを動かすとかなり厳しいです。
だから、私はいま、GCCが使えるようにしたり、JTAG環境を整えたり、まずそういったベースの部分を構築しています。これは私がやらねばならないと思っています。
まだ応用例を作れる段階に達していないのです。
GCCとJTAG環境が整ったら、プログラムが簡単に作れてダウンロードも簡単になりますので、次は各種ペリフェラルの使い方をまとめていきたいと思っています。
その後はRedBootか、もしくは.NET MicroFrameworkの移植を考えています。
究極のRX62Nボードも、今回のボードも、売りっぱなしにするということは決してありません。
投稿: なひたふ | 2011.05.26 19:52
著者と言うには微妙ですが…
uClinux-dist位までは用意できるといいなあとか考えています(そうしないと自分で使うのも面倒なので)
で、そのへん揃えればh8300もrxもほぼ同じ環境にできる(はず)ので、基本的にはあの本を参考にして色々できると思います
メモリについてはコード効率が宣伝通りなので、結構余裕ありそうな感じですね
基本システムを全部SPI Flashに入れてSDカードなしでも使えるかもしれません
投稿: ysato | 2011.05.27 00:47