MITOUJTAGとICEの統合(3)
今夜もMITOUJTAGにICEを統合する作業をすすめています。
今日は、実行ファイル(ELF)のダウンロードと、ブレークポイントの設定、GDBスタブの接続等ができるようになりました。また、ICEの画面上からリセットも効くようになりました。
現在は、RX62Nのみ対応しています。
今回、MITOUJTAGに統合したことにより、次のような点が改善されました。
・大きなファイルを書き込もうとした場合に固まったように見えてしまう状況を改善
・大きなサイズのメモリダンプをしようとした場合に固まったように見えてしまう状況を改善
大きな読み書きを小分けにすることで、固まることを防いでいるわけです。
これで、MITOUJTAGの画面上で、ターゲットマイコンのプログラムをRAM上にダウンロードして実行することができるようになりました。だんだん使えるレベルになってきたので、配布を開始したいと思います。
MITOUJTAG 2.0以降をご利用のお客様と特電RX62Nボードをご利用のお客様は無償でダウンロードできます。
下記のURLからICEの修正パッチをダウンロードしてください。
http://www.tokudenkairo.co.jp/login/login.php?url=mjice_smart_update.lzh
これを解凍すると、smartupdate.exeという実行ファイルがあるので、実行してください。
MITOUJTAGのEXEやDLLを置き換えて、ICEが実行できるようになります。
なお、このICEはまだ開発途上のβ版という扱いなので、バグ等あるかもしれませんので、お気をつけ下さい。
Pocket JTAG Cableを使う場合は、かなりサクサク動きます。
RX62Nボード上のオンボードUSB-JTAGではモッサリです。いずれ改善します。
Interface誌付録のRX62Nボードもデバッグできますよ。
次は、ELFの解析を強化してシンボルを読めるようにするか、もしくは、ICE上からROMに書き込めるようにしたいと思います。
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