MITOUJTAG/ICEに内蔵フラッシュROM書き込み機能
RX62Nの内蔵フラッシュROMへ、MITOUJTAG上のJTAG-ICEから書き込みができるようにしました。
MITOUJTAG 2.0以降をご利用のお客様と特電RX62Nボードをご利用のお客様は無償でダウンロードできます。
下記のURLからICEの修正パッチをダウンロードしてください。
http://www.tokudenkairo.co.jp/login/login.php?url=mjice_smart_update.lzh
これを解凍すると、smartupdate.exeという実行ファイルがあるので、実行してください。
MITOUJTAGのEXEやDLLを置き換えて、ICEが実行できるようになります。
以前から無償で公開してきたSuper Multi ICE(Nahice)と比べても、格段に使い勝手や安定性が向上しています。
あと、GUI操作でのリセットボタンが完璧に効くようになったので、プログラムをダウンロードした後や、何か困ったときに、パソコンの画面上の操作で気軽にRXマイコンをリセットできるようになりました。
それから、FDTを使わなくても良くなったことがメリットとして挙げられます。通常のシングルチップモード動作から、ROM書き込みモードに切り替えるたびに、「MD0,MD1のDIPスイッチ切り替えてリセットを押して、FDTのボタンを押す・・」という面倒な手順をふまなくてもよくなったのです。
JTAG ICE上のフラッシュライタを使うと、MD1とかMD0の設定を切り替えなくてもいい(シングルチップモードの設定でOK)ので、開発効率がUPすること間違いなしです。
Pocket JTAG Cableを使えば、かなりサクサク動きます。
ただ、このフラッシュライタの問題点としては、
・ロックというもの(?)に対応していない
・最初のブロックで稀に消去に失敗します。1回目で失敗しても、2回目でうまくいきます。(いずれ原因を究明します。)
というのが残っています。他にも何かあるかもしれませんので、製品レベルのプログラム書き込みには使わないでください。
何はともあれ、MITOUJTAGにJTAG ICE機能を取り込んで、格段に進化できたのは間違いありません。
次はソースコードデバッグに取り組みたいと思います。
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