最新版rx-elf-gccをリリースしました。ビルド方法も公開
RXマイコン用GCCの最新版をリリースしました。Cygwinで動いてRXマイコン用の実行ファイルをコンパイルできます。このファイルは、以下のURLからどなたでもダウンロードしていただけます。
http://www.tokudenkairo.co.jp/rx62n/tkdn-20110720-gcc.tar.bz2
更新点は
・従来のRX-ELF-GCCはROM化ができなかったので、その問題を解決した。
・最新のGCC-4.6.1を用いた。
です。
このGCCを使うことで、HEWのように128kBytesの制約がなく、どんな大きなサイズのオブジェクトファイルでも生成していただくことができます。皆様そろそろHEWの試用期間が切れるころだとおもいますので、ぜひともGCCへの移行をご検討ください。
また、従来のRX-ELF-GCCには(KPITのも含めて)バグがあってうまくROM化用のMOTファイルを生成することができませんでした。詳しい経緯はこちらに書いたとおりですが、今回のリリースではその問題をFIXしました。
なお、どうやってビルドしたかについては、全8ページの詳しい手順書に纏めました。

・第1章 準備・・・環境についての説明
・第2章 ダウンロード・・・必要のソースファイルのURL
・第3章 GCCの前準備・・・多倍長演算ライブラリの構築方法
・第4章 binutilsの構築・・・さあ、本格的なビルドの開始
・第5章 パスの設定とnewlibの解凍・・・この手順を忘れると後で躓く
・第6章 GCCのビルド・・・オプションがたいへん!
・第7章 newlibの構築・・・最後のステップは結構たいへん
GCCのビルドは非常にセンシティブで、オプションを1つ間違えてしまうとコンパイルで失敗して何時間も無駄に費やしてしまいます。しかも、最初から最後までビルドすると8時間くらいかかり、成功するための手順はそんなに多くありません。私は今年の5月のゴールデンウィークはどこにもいかずに、ほとんどをGCCのビルドに費やしました。だから、この手順書は、私のゴールデンウィークをかけた集大成です。上手くビルドできる方法をようやく見つけた血と汗の結晶なのです。
この手順書を、当社のお客様※向けに公開いたしますので、どうぞご覧下さい。
ビルド手順書はこちら
この手順書を使うと、GCCのビルド方法を完全に忘れてしまった頭でも迷うことなくビルドすることができます。現に私は2ヶ月ぶりにGCCをビルドしましたが、途中で躓くことなくスムーズにビルドできました。
なお、うちのバイト君がMAC OS用にRX-ELF-GCCのビルドに成功したそうです。MAC OSでもRXマイコンの開発ができるようになるかもしれません。もう一人のバイト君はLinux用にコンパイルしてくれています。
それでは、快適なRXマイコンライフをご堪能ください!
※MITOUJTAGや、Spartanボード、RX62Nボードをお買い上げのお客様
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