ルネサスE1エミュレータを使ってみた
ルネサスE1エミュレータというのを入手したので、使ってみました。

ターゲットボードは、特電究極のRX62NボードではCN5に、RaXino♪ではCN6につなぎます。
特に基板の改造とかは必要なく、そのままつながりました。
E1は200mAまでなら電源供給ができるようなのですが、安全のためUSBから給電しました。
E1を使うには、HEW(High-performance Embedded Workshop)を使います。
ただし、E1の中に入っているデバイスドライバソフトと古いHEWは相性が悪くて認識してくれないようなので、ルネサスエレクトロニクスのWebサイトから、最新版の「e1e20rxfullv102r00.exe」というのをダウンロードしてインストールしたほうがいいと思います。アップデートが行われ、HEWのバージョンはVersion 4.09.00.007になりました。
E1を使うには、HEWで新規プロジェクトを作成する際に、E1エミュレータを使う設定をします。
まず、HEWで普通に新規プロジェクトワークスペースを作成します。

普通にプロジェクトを設定していって、8/10-デバッガの設定の部分で「RX E1/E20 SYSTEM」をチェックします。

※HEWやドライバのバージョンが古いとこの表示が出ません
9/10-デバッガオプションの画面は次のようになるはずです。

HEWの画面の右上にあるDefaultSessionというところをSessionRX_E1_E20_SYSTEMに変更すると、E1エミュレータと接続されます。

そして「デバイス」と書かれたダイアログが開くので、CPUのグループと型番を設定します。

ホットプラグインをチェックした場合は、JTAGケーブルを抜いた状態で上の手順を行ってください。そして、次の画面が出たところでケーブルを挿してください。(先にケーブルを挿しているとうまくいきません)

IDコードが要求されたら、(プログラム中で特に設定していなければ)、FFFF…と32回入力します。

あとは、HEWのこの辺のツールボタンを押せば、プログラムを止めたりメモリの内容を見たり、逆アセンブラしてステップ実行などができます。

◆
現状のRaXinoのプログラムはGCCで作っているので、HEWではC/C++のソースコードレベルでのデバッグができません。この問題を解決するには次のようにします。
上の手順は、HEWでプロジェクトを作成する際にE1を使うという設定を一緒に行うものでした。HEWでプロジェクトを作成する際に、Debugger Onlyというタイプのプロジェクトを作成することもできます。
普通に「次へ」「次へ」と押して行ってプロジェクトを作り、HEWのいつもの画面になったら、プロジェクトツリーのDownload Moduleで右クリックして、「ダウンロードモジュールの追加」を行います。
このようにすると、ELFファイルを読み込むことができますので、GCCで作成したELFファイルも読み込めます。

GNUのライブラリの中にあるファイルが見つからないといってきますが、ここは重要ではないので、そのままOKを押します。

プロジェクトツリーの中から目的のソースファイルをクリックすれば、それが開きます。
ブレークポイントも仕掛けられますし、ソースコードレベルでのデバッグもできます。

変数のウォッチもできます。完全なフル機能のJTAGデバッガとして動作します。

ざっと試してみたところ、RaXino♪も究極のRX62Nも、E1エミュレータを接続することができました。
そういうわけで、E1エミュレータは便利なので、特殊電子回路でも小規模ながら販売することにしました。正規ルートで若干量仕入れています。価格は12,500円(税込・送料込)なので、業界最安値であることは間違いなしです。当社の利益は全くありません。
特電究極のRX62NボードやRaXinoとセットでお買い上げいただくと、さらに割引をいたします。
RaXino♪とセットでお買い上げいただくと、E1エミュレータを11,000円(税込)に値引きします。
究極のRX62Nボードとセットでお買い上げいただくと、E1エミュレータを11,500円(税込)に値引きします。
当社のRXマイコン基板と、便利なE1エミュレータをぜひともお使いください。
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