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2013.01.17

CubeSuite+でRXduinoをビルドする

ルネサスエレクトロニクスのCubeSuite+という新しい統合開発環境があります。CubeSuite+はHEWより新しいツールで、いろいろな点(アイコンやフォント、文字コード、ウィンドウのドラッグアンドドロップなど)が近代化されています。

このCubeSuite+を使えばRXマイコンのプログラムをビルドできるので、RXduinoをCubeSuite+でビルドできるようにしてみました。

ソース付き版はこちらからダウンロードできます。

rxduino-106-src-cs.zipをダウンロード

ライブラリ版はこちらからダウンロードできます。

rxduino-106-lib-cs.zipをダウンロード

上のアーカイブを解凍していただくと、rxduino-106-csあるいはrxduino-106-lib-csというフォルダが出てきます。これをC:\WorkSpaceあたりに移動してください。

その中のcslibフォルダに、CubeSuite+のRXduinoプロジェクトの一式が納められています。

Rxcs_1

RaXino用にライブラリをソースコードごとビルドするには、CubeSuite+で、「RXduinoライブラリ構築(RaXino).mtpj」 を開いてください。

ターゲットボードごとのプロジェクトは、これから整備していこうと思います。

Rxcs_2

RaXinoLibのプロジェクトを開いたときには、下の図のようにuserappという1つのサブプロジェクトが登録されていると思います。このuserappが、ユーザが作るアプリです。中にはresetprg.cや、intvect.cなどがありますが、ユーザが編集するのはmain.cppです。

Rxcs_raxinolib

一方、ソースコード付きのライブラリアーカイブを展開したときには、このように様々なライブラリのサブプロジェクトが一緒に加わります。

Rxcs_raxinosrc

そして、これを全体ビルドすればOKなのです。

はい、めでたしめでたし・・・ではさすがに芸がないので、CubeSuiteのデフォルトの設定から変えたビルドのプロパティを解説します。ビルドのプロパティは、プロジェクトツリーにあるCC-RX(ビルド・ツール)というところをクリックすれば編集できます。

① インクルードパスに、..\..\include\rxduino, ..\..\include\tkdnhal ,
..\..\include\lib
の3箇所を追加します。

Rxcs_3

② マクロ定義でTARGET_BOARD=BOARD_RAXINOを追加します。

TARGET_BOARDの値として取りうる値は、

  • BOARD_YRDKRX62N
  • BOARD_YRDKRX63N
  • BOARD_RAXINO
  • BOARD_GRSAKURA
  • BOARD_RAXINOI
  • BOARD_NP1055
  • BOARD_ULT62N0_SDRAM
  • BOARD_ULT62N0_MMC
  • BOARD_ULT62N
  • BOARD_RXMEGA

です。ライブラリを再構築する際は、すべてのサブプロジェクトでこのマクロ定義を変更して、再ビルドしてください。ちょっと面倒ですね。

③ リンカのセクション定義を修正します。

さて、E1エミュレータがあれば、ソースコードレベルでデバッグもできます。下の図のボタンを「ビルド後デバッグ」押せば、ビルドした後、自動的にプログラムをマイコンに書き込んでデバッグモードに入ってくれます。

Rxcs_10

あとは、ハードウェアブレークポイントを仕掛けたり、自由自在にデバッグできるはずです。

Rxcs_11

CubeSuiteですごいなと思うのは、この解析グラフという機能です。おそらく変数の値をサンプリングしてグラフ化してれるのだと思うのですが、まだ動かせていません。おいおい探っていこうと思います。

Rxcs_12

まだCubeSuiteの使い方はよくわかっていないところが多いので、何か問題もあるかもしれません。とりあえず動いた、というレベルですので、この情報はご参考までにとどめておいてください。

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