CubeSuite+でRXduinoをビルドする
ルネサスエレクトロニクスのCubeSuite+という新しい統合開発環境があります。CubeSuite+はHEWより新しいツールで、いろいろな点(アイコンやフォント、文字コード、ウィンドウのドラッグアンドドロップなど)が近代化されています。
このCubeSuite+を使えばRXマイコンのプログラムをビルドできるので、RXduinoをCubeSuite+でビルドできるようにしてみました。
ソース付き版はこちらからダウンロードできます。
● rxduino-106-src-cs.zipをダウンロード
ライブラリ版はこちらからダウンロードできます。
● rxduino-106-lib-cs.zipをダウンロード
上のアーカイブを解凍していただくと、rxduino-106-csあるいはrxduino-106-lib-csというフォルダが出てきます。これをC:\WorkSpaceあたりに移動してください。
その中のcslibフォルダに、CubeSuite+のRXduinoプロジェクトの一式が納められています。
RaXino用にライブラリをソースコードごとビルドするには、CubeSuite+で、「RXduinoライブラリ構築(RaXino).mtpj」 を開いてください。
ターゲットボードごとのプロジェクトは、これから整備していこうと思います。
RaXinoLibのプロジェクトを開いたときには、下の図のようにuserappという1つのサブプロジェクトが登録されていると思います。このuserappが、ユーザが作るアプリです。中にはresetprg.cや、intvect.cなどがありますが、ユーザが編集するのはmain.cppです。
一方、ソースコード付きのライブラリアーカイブを展開したときには、このように様々なライブラリのサブプロジェクトが一緒に加わります。
そして、これを全体ビルドすればOKなのです。
はい、めでたしめでたし・・・ではさすがに芸がないので、CubeSuiteのデフォルトの設定から変えたビルドのプロパティを解説します。ビルドのプロパティは、プロジェクトツリーにあるCC-RX(ビルド・ツール)というところをクリックすれば編集できます。
① インクルードパスに、..\..\include\rxduino, ..\..\include\tkdnhal ,
..\..\include\libの3箇所を追加します。
② マクロ定義でTARGET_BOARD=BOARD_RAXINOを追加します。
TARGET_BOARDの値として取りうる値は、
- BOARD_YRDKRX62N
- BOARD_YRDKRX63N
- BOARD_RAXINO
- BOARD_GRSAKURA
- BOARD_RAXINOI
- BOARD_NP1055
- BOARD_ULT62N0_SDRAM
- BOARD_ULT62N0_MMC
- BOARD_ULT62N
- BOARD_RXMEGA
です。ライブラリを再構築する際は、すべてのサブプロジェクトでこのマクロ定義を変更して、再ビルドしてください。ちょっと面倒ですね。
③ リンカのセクション定義を修正します。
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さて、E1エミュレータがあれば、ソースコードレベルでデバッグもできます。下の図のボタンを「ビルド後デバッグ」押せば、ビルドした後、自動的にプログラムをマイコンに書き込んでデバッグモードに入ってくれます。
あとは、ハードウェアブレークポイントを仕掛けたり、自由自在にデバッグできるはずです。
CubeSuiteですごいなと思うのは、この解析グラフという機能です。おそらく変数の値をサンプリングしてグラフ化してれるのだと思うのですが、まだ動かせていません。おいおい探っていこうと思います。
まだCubeSuiteの使い方はよくわかっていないところが多いので、何か問題もあるかもしれません。とりあえず動いた、というレベルですので、この情報はご参考までにとどめておいてください。
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