FX3で作ったUSB3.0-JTAGがUSB2.0でも動くようになった
特電Artix-7ボードには、オンボードのEZ-USB FX3を利用したUSB-JTAGが乗っています。このUSB-JTAGはUSB3.0専用で作ってきたのですが、このたびUSB2.0でも動くようにしました。
この更新を適用するためには、
Artix-7ボードのファームウェア「NP1064SlaveFifo.img」を書き換える
S6A7JTAGW.exeのバージョン1.71以降を使う
を行うだけですので、とても簡単です。これらのファイルのダウンロード方法は、本記事の最後にリンクを貼ります。
今回のアップデート版を使うと、このように、USB2.0経由でArtix-7や、ボード上のSPI ROMにJTAG書き込みができるようになります。
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ファームウェアのアップデート手順ですが、実は、これがまだ大変面倒です。
まずArtix-7基板裏面のSPI ROM(25P40)の1番ピンと2番ピンを、ピンセットなどでショートした状態でボードの電源を入れます。(このショート自体は安全な操作です)
こうすると、SPI ROMが認識できなくなるので、EZ-USB FX3はデフォルトのブートモードで起動し、VID=04B4 PID=00F3のデバイスとして起動します。
CypressのControlCenterでは次のように見えます。
このツールで、Program→FX3→SPI Flashとやれば、
SPI ROMにNP1064SlaveFIFO.imgを書き込むことができます。
ただ、このツールは数百MBもあるCypress開発キットの中にあるので、ダウンロードしてくるのが大変です。近いうちに簡単なSPI書き換えツールをリリースしたいと思います。
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さて、こうして新しいファームウェアを書き込んだら、一度USBを抜き差ししてリセットしてから、s6a7jtagw.exeのバージョン1.71を起動します。
こんな感じで起動します。
繰り返しになりますが、今回のバージョン1.71からはUSB2.0にも対応しました。これで古いノートPCや、USB3.0-JTAGがうまく動かないパソコンでも、USB2.0で書き込みができるようになりました。
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気になる書き込み速度ですが、FPGA(XC7A100T)への書き込みは、USB3.0の場合は約9秒。USB2.0の場合は17秒。SPI ROMへの書き込みは2分程度です。いずれもiMPACTを使う場合よりも速く、快適でした。
また、Windows8でも動きました。
特電のお客様であれば、このツールとEZ-USB FX3のファームウェアのダウンロード(無償)はこちらから行えます。
・s6a7jtagw171.zipをダウンロード (2013/10/21 Version1.71 1,498kB)
これで、FPGAの開発がより楽になりますね。
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