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2013.10.21

FX3で作ったUSB3.0-JTAGがUSB2.0でも動くようになった

特電Artix-7ボードには、オンボードのEZ-USB FX3を利用したUSB-JTAGが乗っています。このUSB-JTAGはUSB3.0専用で作ってきたのですが、このたびUSB2.0でも動くようにしました。

この更新を適用するためには、

Artix-7ボードのファームウェア「NP1064SlaveFifo.img」を書き換える

S6A7JTAGW.exeのバージョン1.71以降を使う

を行うだけですので、とても簡単です。これらのファイルのダウンロード方法は、本記事の最後にリンクを貼ります。

今回のアップデート版を使うと、このように、USB2.0経由でArtix-7や、ボード上のSPI ROMにJTAG書き込みができるようになります。

Usb3jtagwithusb2

ファームウェアのアップデート手順ですが、実は、これがまだ大変面倒です。

まずArtix-7基板裏面のSPI ROM(25P40)の1番ピンと2番ピンを、ピンセットなどでショートした状態でボードの電源を入れます。(このショート自体は安全な操作です)

Spiromdisable

こうすると、SPI ROMが認識できなくなるので、EZ-USB FX3はデフォルトのブートモードで起動し、VID=04B4 PID=00F3のデバイスとして起動します。

CypressのControlCenterでは次のように見えます。

Fx3default

このツールで、Program→FX3→SPI Flashとやれば、

Fx3spiwr

Fx3spiwr2

SPI ROMにNP1064SlaveFIFO.imgを書き込むことができます。

ただ、このツールは数百MBもあるCypress開発キットの中にあるので、ダウンロードしてくるのが大変です。近いうちに簡単なSPI書き換えツールをリリースしたいと思います。

さて、こうして新しいファームウェアを書き込んだら、一度USBを抜き差ししてリセットしてから、s6a7jtagw.exeのバージョン1.71を起動します。

こんな感じで起動します。

S6a7jtagw

繰り返しになりますが、今回のバージョン1.71からはUSB2.0にも対応しました。これで古いノートPCや、USB3.0-JTAGがうまく動かないパソコンでも、USB2.0で書き込みができるようになりました。

気になる書き込み速度ですが、FPGA(XC7A100T)への書き込みは、USB3.0の場合は約9秒。USB2.0の場合は17秒。SPI ROMへの書き込みは2分程度です。いずれもiMPACTを使う場合よりも速く、快適でした。

また、Windows8でも動きました。

S6a7jtagw1

特電のお客様であれば、このツールとEZ-USB FX3のファームウェアのダウンロード(無償)はこちらから行えます。

s6a7jtagw171.zipをダウンロード (2013/10/21 Version1.71 1,498kB)

これで、FPGAの開発がより楽になりますね。

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