アナデバのAD7986評価ボードがDigikeyから届いた
先日、AD7986の値ジャンプの原因がどうしてもわからなかったので、アナデバの純正評価ボード「EVAL-AD7986EBZ-ND」をDigikeyに注文してしまいました。
1月3日(金)に注文して、1月6日(月)に届くとはさすがDigikey。アメリカ人はお正月をあまり休まないのかもしれませんね。
しかし、注文した直後に値ジャンプの問題が解決してしまったというのもよくありそうな話ではあります。
そのため、この評価ボードを使う機会はなくなってしまったのですが、せっかくなので眺めることにします。
まず外観。
うっ! まさか12Vと±5Vを外から入れなければならないのか?コネクタもSMAではなさそう。もっとスリムなやつです。
これがメインとなるAD変換IC。
C80というのが極めて重要なコンデンサ。このコンデンサにはリファレンス電圧の4.096Vが蓄えられます。
昨今のA/D変換器は、サンプリングするときにアナログ入力から電荷を強烈に引き抜くため過渡応答に耐えられるように、アナログ入力にはコンデンサを入れなければなりませんが、それはリファレンス入力にも同様にいえることです。このC80の容量が小さかったり特性が悪いと激しく間違った変換をしてくれます。
驚いたのが、このボードにはALTERAのCyclone2とEPCSも乗っているということ。
これがCyclone2ではなくSpartan-3だったらすぐに試せたのですが残念。
GNDの引き回しとか心行くまでパターンを眺めて、参考にできるところは参考にしたいと思います。
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