スタンドアローンなJTAG検査装置
今年の目玉となる新製品として、電池で動作可能なスタンドアローンなJTAG検査装置というのを計画しています。
ルネサスRXマイコンを使ってそのプロトタイプ1号を作っています。
上の写真の左側のボードが、JTAGのホストコントローラとなるRX62Nボードで、右側のボードはターゲットとなるSpartan-6ボードです。
このRX62Nの中にMITOUJTAGのライブラリを移植しようとしています。
まずハマったのが、BSDLファイルの読み込みです。RX62Nマイコンには64kBしか内蔵メモリがありません。BSDLファイルを読み込んで解析するにあたって、この容量じゃ足りないのです。
たとえば、1000個のピンがあるBGAならば、バウンダリスキャンレジスタは3000個あります。レジスタ1個あたり20バイトしか使えません。これじゃちょっと無理。BSDLファイルの読み込みすらできません。
そういうわけですので、やはりRXマイコンのほかにSDRAMが必要です。RX62Nの外付けSDRAMをイネーブルにして動作させたところちゃんと動作するようになりました。
RX62N基板上の青いボタンを押すと、DETECTと表示されて、
このとおり、1個のデバイスが認識されました。
見つかったデバイスのIDCODEと部品名が表示されています。
RXマイコンでJTAGライブラリがちゃんと動いたようです。
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