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2014.01.15

スタンドアローンなJTAG検査装置

今年の目玉となる新製品として、電池で動作可能なスタンドアローンなJTAG検査装置というのを計画しています。

ルネサスRXマイコンを使ってそのプロトタイプ1号を作っています。

Jbox01

上の写真の左側のボードが、JTAGのホストコントローラとなるRX62Nボードで、右側のボードはターゲットとなるSpartan-6ボードです。

このRX62Nの中にMITOUJTAGのライブラリを移植しようとしています。

まずハマったのが、BSDLファイルの読み込みです。RX62Nマイコンには64kBしか内蔵メモリがありません。BSDLファイルを読み込んで解析するにあたって、この容量じゃ足りないのです。

たとえば、1000個のピンがあるBGAならば、バウンダリスキャンレジスタは3000個あります。レジスタ1個あたり20バイトしか使えません。これじゃちょっと無理。BSDLファイルの読み込みすらできません。

そういうわけですので、やはりRXマイコンのほかにSDRAMが必要です。RX62Nの外付けSDRAMをイネーブルにして動作させたところちゃんと動作するようになりました。

RX62N基板上の青いボタンを押すと、DETECTと表示されて、Jbox02

このとおり、1個のデバイスが認識されました。

Jbox03

見つかったデバイスのIDCODEと部品名が表示されています。

Jbox04

RXマイコンでJTAGライブラリがちゃんと動いたようです。

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