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2014.10.29

18bit 20ch ADボード「AD360」の特性評価

特電では、現在

  ZYNQ搭載125MHz 32chADCボード「Cosmo-Z」

  超高精度 20ch 18bit ADCボード「AD360」

の2種類のADCボードを作っています。両方ともET2014で披露します。

18bit 20ch ADボード「AD360」の特性評価をしました。18bit精度で±10Vを測るので、1LSB≒76μVです。

まず、入力をGNDにしたときのヒストグラムです。

Ad360_adc_8

±2LSBくらいの範囲に固まっています。標準偏差を求めると134μVくらいでした。これがノイズレベルです。

それから、簡易的に測ったINLです。±10Vの範囲でほぼ±100μVに収まっています。ギザギザしているのは、信号源のINLの問題なので、当ボード単体での実力は±50μVくらいではないかと思っています。

Ad360_adc_9

最後に、オーディオアナライザで作った5kHzでひずみ率-100dBの正弦波を入力して、FFTしてみました。

Ad360_adc_10

綺麗なスペクトラムです。入力信号が-25dBで、三次高調波が-115dBですから、-90dBが達成できたといえます。

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