« CEATECに行ってきました | トップページ | A/Dボードを修正して出図 »

2014.10.10

新しいA/D変換ボードの出図

本日、A/D変換ボードを出図しました。

こんな感じ。

Ad360_11.

ポリゴン貼っていて見にくいので、見やすくしてみましょう。

表面はこんな感じ。

Ad360_12

裏面がかなりキテます。

Ad360_13

このA/D変換基板のスペックですが、

  • RXマイコン搭載でスタンドアローン動作
  • 18bit A/D変換器(250kpsサンプル)を5ch搭載
  • 基板を5段重ねて最大20chまで計測可
  • SD/MMCカードを最大768GByte搭載可(1週間くらい計測)
  • ネットワーク対応
  • 20ch動作時の消費電力2Wくらい

となっています。

簡単にいえば、人が近づけない場所に設置する、高精度のマルチチャネル・データロガーです。

RXマイコンは、RX63Nの144ピンを用い、裏にSDRAMを貼り付けています。20個のA/D変換器の制御はSpartan-3Aで行います。RXとSpartan-3Aの間は16bitのデータバスとSPIバスでつないでいます。データレート的にはおそらくSPIだけで十分でしょうが、念のため16bitのCS0空間にも割り当てておきました。EXDMACを使うかどうかは未定です。

このA/D変換装置は、単に「A/DコンバータをFPGAやCPUにつなげてみました」といった感じの回路ではなく、INL/DNL、SINAD、ノイズ、ゲイン誤差、オフセット誤差を極限まで良好に保つための工夫が行われています。

10月17日(金)に私の手元に届き、週末に1台実装して、10月20日(月)から実装屋さんにて10枚くらいの実装を行う予定です。

さて、うまく動くといいんですが、どうなることでしょう。

|

« CEATECに行ってきました | トップページ | A/Dボードを修正して出図 »

コメント

いつも見させていただいてます。
アートワークはいつもなひたふさん一人でやられているんですか?
自分もたまにやりますがいつもブログ見てて規模が大きめな回路なのに早いなーって思います

投稿: Tekforest | 2014.10.15 07:24

コメントありがとうございます。
アートワークは私一人です。大変です。

70枚目くらいの基板なので、だいぶん速くなってきましたし、ミスも少なくなってきました。

投稿: なひたふ | 2014.10.15 08:21

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« CEATECに行ってきました | トップページ | A/Dボードを修正して出図 »