塩化カリウムの効果をプラスチックシンチレータで測る
特電のプラスチックシンチレータは本当に放射線を測っているのか、それとも実はただのノイズを測っているだけかもしれない、という疑念を払拭するために、プラスチックシンチレータの横に1kgの塩化カリウムを置いてみました。
天然のカリウムにはカリウム40という放射性同位体が0.01%含まれているからです。誰でも手軽に買える放射線源としては塩化カリウムが一番良いのではないかと思います。1kgの塩化カリウムには約0.05gのカリウム40が入っていて、およそ15000ベクレルになります。
これをプラスチックシンチレータの横に置いて約3時間測り、その後、外して約3時間測りました。

↑カリウムの試薬1kgを置いた

↑カリウムを外した。
1分間のカウント数の比較は・・
こんなにくっきり出ました。塩化カリウムを外すとカウントレートが約半分になります。
青い線(ch1)は上側のプラスチックシンチレータですが、約30cm離れていてほとんど差異はないように見えます。
スペクトラムを見てみると、パルス高さが20あたりのところで優位な差がありました。なお、スペクトラムが全体的にギザギザしているのはデータ処理の問題(2つのフォトマルのゲインを合わせるために定数を乗算したところで生じたバグ)なので今は無視しておきます。
カリウム40は1.3MeVのβ線か、1.5MeVのγ線を出しますが、拾っているのはたぶんγ線でしょう。このシンチレータの筐体は5mmのアルミで、結構厚いからβ線は入れません。
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