次期JTAGバウンダリスキャンツール
お盆休みもおわり、徐々に平常業務に戻ってきました。
長い休みの間、私は何をしていたかというと、せっせとプログラムに励んでいました。
次期JTAGバウンダリスキャンツールの開発です。
新しいJTAGバウンダリスキャンツールは、Webブラウザベースになります。
(もちろん、MITOUJTAGもこれからも残りますし、3D化や新デバイス対応、そして基板検査機能など、どんどん進化していきます。)
WebブラウザベースのJTAGバウンダリスキャンツール
なぜ、Webブラウザかというと、インストールが不要で、世界中のどこからでも気軽に使えるからです。
「Webブラウザの中からUSB-JTAGケーブルが操作できるのか!?」と思われるかもしれませんが、できます。
Internet ExplorerのActiveXという拡張プラグインの形を作りました。これによって、JavaScriptから特電製JTAGケーブルはもちろん、XILINXやDigilentのUSB-JTAG、ALTERAのUSB-JTAGを操作することができます。
(Google Chromeを使っている人や、Firefoxの人はどうするのかというと、残念ながらActiveXが使えないので別途小さな常駐型のソフトをインストールしてもらうことになります。)
そうです。新しいJTAGバウンダリスキャンツールは、WebブラウザでJavaScriptで動くようになるのです。
もちろん、基本的に無料で使い始めることができる(XIやALTERAのJTAGケーブルを購入する費用は必要)し、世界中にいるユーザとつながることができるようにしようと考えています。
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コメント
いつも楽しく拝見させてもらっています。
余計なお世話かもしれませんが・・
今の時代に「ActiveX」を使う事に、何か、違和
感があります。
ブラウザベースにするのなら、WebGLベースで、
emscriptenで行うとか、もっと別の選択がある
ように思います。
※以前の日記でOpenGLを研究していたようなの
で、emscriptenを使うのだろうと思ってました
Unityを使って、UIを実装して、JTAGとの通信部
分だけ、プラグインを作るとかも良いかもしれ
ません。
※Unityの場合、プラグインを作るのが前提だと
フリー版を使えない、Pro版を購入する必要があ
ると思いますが・・
色々研究していたのでしょうから、釈迦に説法
なのかもしれませんが・・・
初期、無料で使えるようにすると言う事なので、
期待しています。
投稿: hira | 2015.08.21 02:17
画面表示する部分は、もちろんWebGLを使います。
ActiveXを使うのは、ハードウェアと通信する部分です。
Web版のJTAGを作るには、WebブラウザからPCのハードウェア資源、すなわちデバイスドライバを叩かなければならないので、JavaScriptの範囲内ではできません。
Emscriptenはよくわかりませんが、おそらくハードウェアにはアクセスできないと思います。
ChromeやFirefoxで、ActiveXのような何でもできる拡張プラグインを作れるかどうかは知らないので、そのうち何とかします。
投稿: なひたふ | 2015.08.21 03:04
大変さしでがましい口をたたかせていただきます。
私もhira様と同意見です。
ActiveXコントロールはWindows10の標準ブラウザのEdgeから切り捨てられた技術ですので、これでは将来性が薄いものになってしまいます。
ハードウェアをJavaScriptで叩くには、ブラウザ非依存のNode.jsを使う手があります。
ただ、PCにNode.jsを用意するのは、ユーザの明示的なインストールが必要になりますので、ActiveXと使い勝手の面で多少異なります。
あるいは、Pocket JTAG Cable的なものにNode.jsとWebサーバを搭載してしまう手もあります。
この手で、Wifi経由での制御を可能にしているマイコンがあったかと記憶しています。
投稿: 畠山 | 2015.08.26 20:11
そうですね。Webブラウザからハードウェアにアクセスするのは、何かを明示的にインストールしないとできないですね。
ローカルPCにUSBJTAG通信プログラムをインストールするか、ActiveXでインストールするか、何か必要ですね。
今考えているのは、ラズベリーパイとか、イーサが乗ったRXマイコンです。
ブラウザで開いている隣で、そういうマイコンをターゲットボードつないでおけば、マイコンがJTAGケーブルになる、というものです。
WiFiもあるし、BlueToothもある。
投稿: なひたふ | 2015.08.26 20:42