Cosmo-Zで大江戸線一周のデータを処理してみた
昨日の測定結果では、地面の深さとの相関関係がよくわかりませんでした。
その原因としては、
- カリウム40やラドン娘核のからのγ線を測っている
- 電車のモータからのノイズ等を測っている
- 「地下深さ」が実は海抜を表している
- 周囲のビルが山の役割をしている
などが考えられます。
そこで、、「深さ」が海抜を表しているとして、国土地理院のWebサイトから各駅の標高を調べて地下鉄駅の深さに加算し、地面の厚さを求めました。

それから、得られたパルスの高さの分布からエネルギーの分布が求め、高エネルギーのものだけをカウントするようにします(ディスクリという)。こうすることで、40Kやラドン娘核からのγ線、その他ノイズを排除できます。
こうして求めたのが次の図です。
地下鉄駅の上の地面の厚さと、カウント数に相関関係が見えてきました。
- 地面が厚い方が、カウント数が減る
- 2つの光電子増倍管のカウント数の傾向が似る
地面の厚さとカウント数の相関は、誤差を全く考慮していないのでいい加減なグラフですが、

誤差が大きくはっきりとはしませんが、相関があるように思えます。地上では毎秒60カウントあったのに、地下では20カウント以下に減ってしまいます。
ただ、減り方が急な気もします。
この計測システムでは、2つのシンチレータと光電子増倍管が垂直に配置されています。2つの光電子増倍管からのパルスが同時であれば、それらを貫く方向(つまり真上)から来た高エネルギー(約3MeV以上)の何かを測っているといえます。おそらく、地下では斜めからくる成分は減衰が大きくて、垂直に来るものの割合が増えているためでしょう。
いろいろ新たな疑問も湧いてくるのですが、Cosmo-Zでミューオンが測れていることがわかっただけでもよかったといえるでしょう。
次は飛来方向の分布について調べる方法を考えてみたいと思います。
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