MITOUJTAGの波形エクスポート機能
MITOUJTAG Lightに搭載の「波形エクスポート機能」について説明します。
この機能はJTAGロジックアナライザでキャプチャ波形を、CSVやVCD形式で出力するものです。今までもVCD形式(Value Changed Dump)で出力することはできたのですが、VCDのビューワーで良いものがなかったので、CSVで出力する機能を新たに作りました。
実際のやり方を説明します。
まず、適当なFPGAボードを接続します。ここではZynqBerryを例に説明します。
FPGAの端子が可視化できたら、ロジアナ画面を開いて、少し波形をキャプチャしてみます。
はい。DDR3メモリの波形が見えました。なんだか激しく動いています。
ここで、保存ボタンの横の▼を押すと、「ファイルをエクスポートします」というのがあるので、このエクスポートを選びます。
すると、ファイルを保存するダイアログが出るので、適当なファイル名を付けて保存します。
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保存したファイルはユーザ・データ・フォルダの下のMITOUJTAGフォルダにあります。ユーザ・データ・フォルダとは、Windows7や8ではマイドキュメントなのですが、今後のWindowsではマイドキュメントがどこに移動させられるかわかりません。
そこで、ファイルメニューの「ユーザ・データ・フォルダを開く」を選択すると、一発で保存したフォルダが開くようにしました。
これをExcelで開いて見てみましょう。
このように、時間情報(一番左の列)と、値のデータがベタな数字で入っています。
これをグラフ化して、一部分だけ見てみると、
このように、ロジアナで取った波形を、すぐにExcelでグラフ化することができます。
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この機能が真価を発揮するのは、アナログ的なデータを見る場合です。ADCの値でもいいですし、FPGAが内部で計算している数値計算の途中経過でも良いです。ロジアナの画面で波形が見れれば同じようにエクスポートできます。
下の波形は、18bit ADCでキャプチャしたデータです。
このデータを見るためのFPGAのアプリケーションはまだ作っていないので、ロジアナで数字として確認するより他ありません。システムの開発中では、アプリケーションソフトを作りこむ前に、FPGAの中の数字をグラフ化したいということは良くあります。
そこで、CSVでエクスポートして、エクセルに取り込んでみました。
この表形式のデータを範囲選択し、挿入→グラフとやると・・
このとおり、ADC値の時間変化を一瞬でグラフにすることができました。
波形がカクカクしているのは、ロジックは250MHzで動いていて、ADCの波形は5MHzでやってくるため、50回に1回しか変化しないためです。
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FPGAの開発において、アプリを作らずにアナログ的に波形を見る、という新たなRapid Development(迅速開発)ができようになるでしょう。
面倒な手間を避け、できるだけ楽して開発する。それを可能にするのがMITOUJTAGです。
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