Cosmo-K-の基板を修正
特電の製品でCosmo-Kというのがあります。

Kintex-7を中心にDDR3メモリ、USB3.0、GPIO、SATA、10Gbpsの光ファイバを何個か備えたボードです。
なぜか今月に入って注文がぽぽぽぽーんと入ってきたので、生基板の在庫が切れてしまいました。
そこで、新しく生基板から作ることにしたのですが、せっかくなので基板の改版を行うことにしました。
直したいところは「VCCAUX_IOを2.0Vにする」ということと「SFPケージの穴を大きくする」ということの2つです。
Kintex-7にはVCCAUX_IOという謎の電源ピンがあります。VCCAUXは通常は1.8Vですが、VCCAUX_IOはI/Oの出力バッファに割り当てられている電源のようで、DDR3メモリを最高速度でアクセスするには2.0Vにする必要があります。
現在の基板がこんな状態で、ほとんどあまりのピンがない状態です。
それでも何とかVCCAUX_IOの端子を切り分けて、コンデンサを内側に1個追加し、配線を引き出すことができました。
次に、光ファイバのモジュールであるSFPを収めている箱「ケージ」のピンの穴が狭かったので、これを太くしました。
使用している部品は、Anphenolの10127103-101LFとTE Connectivityの2007198-1です。
これらの部品には、たくさんの卵型の突起が生えていて、この突起を基板にはんだ付けすることで固定します。
データシートには穴の直径は1.05mmと書かれているのですが、絶対に1.05mmの穴には入りません。
今まではラジオペンチでこの卵型の突起をつぶして細くして基板に差し込んでいたのですが、「このデータシート、ゼッタイ変だよな~」と思いつつ、穴を限界まで太くすることにしました。
これで完成です。
今回の修正は主にこの2か所なのですが、いままでの基板とパターンやステンシル、レジストなどに予期せぬ相違が発生していないかを念入りにチェックしなければなりません。
ガーバのDIFFっていうのがあれば便利なのですが、そういうのはなさそうなのでGCPrevieを使って念入りに見比べて、ようやく出図です。軽微な修正のはずだったのに5時間くらいかかってしまいました。
来週の木曜日には生基板が出来上がってくる予定です。
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コメント
プレスフィットコネクタは、ソルダーレスですが、治具がないと圧入が大変ですよね。
簡易的には、捨て基板で基板本体と同じ位置に、ひと回り大きな径等で、穴開けした基板を作っておいて、圧入するときに基板本体の下に敷いて、コネクタ上からまっすぐ圧力を加えれば、たまご部が潰れて固定できるかと。
投稿: | 2020.01.25 19:24