TE0802のサンプルプロジェクトをビルドする方法
TrenzElectronic社の新しい評価ボード「TE0802」のサンプルプロジェクトをビルドする方法を書きます。
まず、リファレンスデザインをダウンロードします。
ダウンロードして解凍すると、下の図のようなフォルダが出てきます。
Trenz社のプロジェクトは、通常のVivadoの.xprのプロジェクトは入っていません。XPRを生成するためのTCLと、最小限のテキストファイルで構成されています。
Vivadoのプロジェクトを生成するには、_create_win_setup.cmdを実行します。
次の図のような画面が出てくるので c を押してENTERを押します。
次の図の画面が出るので max と打ってENTERを押します。
ファイルがいろいろと生成されて、このバッチファイルは終了です。
以下のようなファイルが出来上がります。
そうしたら、この中にある、design_basic_settings.cmdを編集します。
編集する箇所は、40~42行目の
@set XILDIR=C:/Xilinx
@REM -Attention: These scripts support only the predefined Vivado Version.
@set VIVADO_VERSION=2018.3
です。
40行目ではVivadoをインストールしたフォルダの一つ上のフォルダを、42行目ではVivadoのバージョンを指定します。
このプロジェクトは基本的にはVivado 2018.3用に生成されています。
例えば、VivadoをD:\Xilinx\Vivado\2018.3にインストールしているのであれば、
@set XILDIR=D:/Xilinx
@REM -Attention: These scripts support only the predefined Vivado Version.
@set VIVADO_VERSION=2018.3
とします。
そうしたら、バッチファイルの vivado_create_project_guimode.cmd を実行します。DOSプロンプトやVivadoのコンソールから実行するのではなく、エクスプローラでダブルクリックするのが正解です。
DOSプロンプトが開いて・・・
プロジェクトが生成されます。
これでGenerate BitStreamを実行すればビルドが行われます。
もし、Vivado 2019.2で使うのであれば、
@set XILDIR=D:/Xilinx
@REM -Attention: These scripts support only the predefined Vivado Version.
@set VIVADO_VERSION=2019.2
とした後、block_design\zusys_bd.tclを編集します。
編集する箇所は3か所あって、
25行目
set scripts_vivado_version 2018.3
を
set scripts_vivado_version 2019.2
に、
140行目
xilinx.com:ip:zynq_ultra_ps_e:3.2\
を
xilinx.com:ip:zynq_ultra_ps_e:3.3\
に
522行目
set zynq_ultra_ps_e_0 [ create_bd_cell -type ip -vlnv xilinx.com:ip:zynq_ultra_ps_e:3.2 zynq_ultra_ps_e_0 ]
を
set zynq_ultra_ps_e_0 [ create_bd_cell -type ip -vlnv xilinx.com:ip:zynq_ultra_ps_e:3.3 zynq_ultra_ps_e_0 ]
に、です。
これでVivado 2019.2でもプロジェクトを開くことができるようになり、ビルドも成功しました。
なお、Trenz社のプロジェクトはバッチファイルからVivadoを操作して何でもできるようになっています。
design_run_project_batchmode.cmd を実行すれば、コマンドラインベースのVivadoでプロジェクトのビルドが行われます。Windowsサーバ上にログインして操作できれば、GUIの画面は見ずに論理合成結果のbitファイルだけを得ることができます。
ありがたいことにLinux版も用意されているので、Linux版のVivadoを入れた高速なサーバを会社とかAWSに置いておいて、SSHでログインして、design_run_project_batchmode を実行するという使い方もできるのです。
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