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2020.04.08

TE0802のサンプルプロジェクトをビルドする方法

TrenzElectronic社の新しい評価ボード「TE0802」のサンプルプロジェクトをビルドする方法を書きます。

Te0802_20200409001901

まず、リファレンスデザインをダウンロードします。

http://www.trenz-electronic.de/fileadmin/docs/Trenz_Electronic/Development_Boards/TE0802/Reference_Design/2018.3/test_board/TE0802-test_board-vivado_2018.3-build_07_20190830103019.zip

ダウンロードして解凍すると、下の図のようなフォルダが出てきます。

Trenz_project

Trenz社のプロジェクトは、通常のVivadoの.xprのプロジェクトは入っていません。XPRを生成するためのTCLと、最小限のテキストファイルで構成されています。

Vivadoのプロジェクトを生成するには、_create_win_setup.cmdを実行します。

次の図のような画面が出てくるので c を押してENTERを押します。

Batch1

次の図の画面が出るので max と打ってENTERを押します。

Batch2

ファイルがいろいろと生成されて、このバッチファイルは終了です。

Batch3

以下のようなファイルが出来上がります。

Generated

そうしたら、この中にある、design_basic_settings.cmdを編集します。

編集する箇所は、40~42行目の

@set XILDIR=C:/Xilinx
@REM -Attention: These scripts support only the predefined Vivado Version.
@set VIVADO_VERSION=2018.3

です。

40行目ではVivadoをインストールしたフォルダの一つ上のフォルダを、42行目ではVivadoのバージョンを指定します。

このプロジェクトは基本的にはVivado 2018.3用に生成されています。

例えば、VivadoをD:\Xilinx\Vivado\2018.3にインストールしているのであれば、

@set XILDIR=D:/Xilinx
@REM -Attention: These scripts support only the predefined Vivado Version.
@set VIVADO_VERSION=2018.3

とします。

そうしたら、バッチファイルの vivado_create_project_guimode.cmd を実行します。DOSプロンプトやVivadoのコンソールから実行するのではなく、エクスプローラでダブルクリックするのが正解です。

Batch4

DOSプロンプトが開いて・・・

Batch5

プロジェクトが生成されます。

Vivado1

Vivado2

これでGenerate BitStreamを実行すればビルドが行われます。

 

もし、Vivado 2019.2で使うのであれば、

@set XILDIR=D:/Xilinx
@REM -Attention: These scripts support only the predefined Vivado Version.
@set VIVADO_VERSION=2019.2

とした後、block_design\zusys_bd.tclを編集します。

編集する箇所は3か所あって、

25行目

set scripts_vivado_version 2018.3

set scripts_vivado_version 2019.2

に、

140行目

xilinx.com:ip:zynq_ultra_ps_e:3.2\

xilinx.com:ip:zynq_ultra_ps_e:3.3\

522行目

set zynq_ultra_ps_e_0 [ create_bd_cell -type ip -vlnv xilinx.com:ip:zynq_ultra_ps_e:3.2 zynq_ultra_ps_e_0 ]

set zynq_ultra_ps_e_0 [ create_bd_cell -type ip -vlnv xilinx.com:ip:zynq_ultra_ps_e:3.3 zynq_ultra_ps_e_0 ]

に、です。

これでVivado 2019.2でもプロジェクトを開くことができるようになり、ビルドも成功しました。

Vivado4

 

なお、Trenz社のプロジェクトはバッチファイルからVivadoを操作して何でもできるようになっています。

design_run_project_batchmode.cmd を実行すれば、コマンドラインベースのVivadoでプロジェクトのビルドが行われます。Windowsサーバ上にログインして操作できれば、GUIの画面は見ずに論理合成結果のbitファイルだけを得ることができます。

ありがたいことにLinux版も用意されているので、Linux版のVivadoを入れた高速なサーバを会社とかAWSに置いておいて、SSHでログインして、design_run_project_batchmode を実行するという使い方もできるのです。

 

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