XILINXのSmartLynqを購入
XILINXのSmartLynq(スマートリンク)を購入しました!
SmartLynqというのは新しいXILINX純正JTAGケーブルで、6万6千円くらいです。
超高速という噂を聞きつけて買ってしまいました。
いざ開封!
まずは、この袋。中にはフライリードケーブルと、14ピンのリボンケーブル、それからGPIO用のケーブルが入っています。
ふむふむ。SmartLynqはJTAG以外にGPIOもついているんですね。
ACアダプタはこれ。ちっ!PSEが付いてやがる。ちゃんとしてるじゃねーか。
ただ、12Vというのがおっかなくてしょうがない。
SmartLynqが電源12Vを必要とするわけではなく、5Vでもいいようなので、このACアダプタはお蔵入りですね。
そして、本体。
Powered By ZYNQと書いてあることから、中にはZYNQが入っていて、おそらくXILINX TCF Serverを実装していて、Vivadoからリモートサーバとしてつながるようになっているのでしょう。
裏面にはシリアル番号やMACアドレスが書かれています。これを製造した会社はwhizzsystems.comというところなのでしょう。
さて、電源を入れています。付属のACアダプタは12Vで怖くて使えないから、USBから給電します。
USBをPCに挿してもドライバのインストールは始まりません。何かがおかしいのですが、まぁ、いいでしょう。
最初は下の写真のように10.0.0.2というIPアドレスが表示されていますが、
そのうちDHCPでアドレスが取得されます。
このアドレスを見て、Vivado(ここでは2018.3)を起動して、Hardware TargetをRemoteにして、IPアドレスを入れると認識されます。
最初の接続ではファームウェアを更新しますというメッセージが出て、BOOT_SAFE.BINというのを転送していました。
この転送が終わると本体ディスプレイの表示が2018.3に変わりました。(購入時の状態では2017.3だったはず)
「10.0.0.2 U」という表示は、おそらくDHCPでIPアドレスを取得できない環境のために、SmartLynq自体がDHCPサーバになって書き込み用PCがDHCPクライアントになるというためのものなのでしょう。
実際のターゲットにつないでみると、Remote ServerのTCPのポート3121でちゃんと認識されました。
赤や黒のPlatform Cable USBと比較はしていませんが、体感速度的にはめっちゃ高速です。
ディスプレイの表示は
- 10.0.0.2 U → SmartLynqがDHCPサーバになっている場合のステータス
- 192.168.1.15 E → SmartLynqがDHCPクライアントになって取得したアドレス
- VREF NA 1 → VREFの状態。Vivadoを起動するとNA→OFFまたはONに変化する
- 2018.3 → ファームウェアのバージョン
という感じだと思います。
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