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2020.08.06

XILINXのSmartLynqを購入

XILINXのSmartLynq(スマートリンク)を購入しました!

SmartLynqというのは新しいXILINX純正JTAGケーブルで、6万6千円くらいです。

超高速という噂を聞きつけて買ってしまいました。

いざ開封!

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まずは、この袋。中にはフライリードケーブルと、14ピンのリボンケーブル、それからGPIO用のケーブルが入っています。

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ふむふむ。SmartLynqはJTAG以外にGPIOもついているんですね。

ACアダプタはこれ。ちっ!PSEが付いてやがる。ちゃんとしてるじゃねーか。

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ただ、12Vというのがおっかなくてしょうがない。

SmartLynqが電源12Vを必要とするわけではなく、5Vでもいいようなので、このACアダプタはお蔵入りですね。

そして、本体。

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Powered By ZYNQと書いてあることから、中にはZYNQが入っていて、おそらくXILINX TCF Serverを実装していて、Vivadoからリモートサーバとしてつながるようになっているのでしょう。

裏面にはシリアル番号やMACアドレスが書かれています。これを製造した会社はwhizzsystems.comというところなのでしょう。

Sl8

 

さて、電源を入れています。付属のACアダプタは12Vで怖くて使えないから、USBから給電します。

 

USBをPCに挿してもドライバのインストールは始まりません。何かがおかしいのですが、まぁ、いいでしょう。

最初は下の写真のように10.0.0.2というIPアドレスが表示されていますが、

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そのうちDHCPでアドレスが取得されます。

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このアドレスを見て、Vivado(ここでは2018.3)を起動して、Hardware TargetをRemoteにして、IPアドレスを入れると認識されます。

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最初の接続ではファームウェアを更新しますというメッセージが出て、BOOT_SAFE.BINというのを転送していました。

この転送が終わると本体ディスプレイの表示が2018.3に変わりました。(購入時の状態では2017.3だったはず)

「10.0.0.2 U」という表示は、おそらくDHCPでIPアドレスを取得できない環境のために、SmartLynq自体がDHCPサーバになって書き込み用PCがDHCPクライアントになるというためのものなのでしょう。

実際のターゲットにつないでみると、Remote ServerのTCPのポート3121でちゃんと認識されました。

Sl11

赤や黒のPlatform Cable USBと比較はしていませんが、体感速度的にはめっちゃ高速です。

ディスプレイの表示は

  • 10.0.0.2 U → SmartLynqがDHCPサーバになっている場合のステータス
  • 192.168.1.15 E → SmartLynqがDHCPクライアントになって取得したアドレス
  • VREF NA 1 → VREFの状態。Vivadoを起動するとNA→OFFまたはONに変化する
  • 2018.3 → ファームウェアのバージョン

という感じだと思います。

 

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