ICテスタのロジックボードが動くようにする
IC真贋判定装置にはロジックボードと呼ばれるボードがあります。
今日はこのボードが動くようにしてJTAG信号が出せるようにしてみたいと思います。
このボードを使うと、CPLDのI/OピンでサンプリングしたロジックのH/Lを同時に見ることができたりします。
アナログ電圧測定は50Hzくらいの測定しかできませんが、ディジタルだけでよければ毎秒10kHzで全ピン(max 360)をサンプリングできます。
GUI上の表示としては、数字はADCで測った電圧で、小さい長方形はCPLDで見たH/Lを表すようにしてみました。
いろいろ試してみると、面白いというか当然なのですが、CPLDが感じるH/LのスレッショルドはVCCIOで変化するのがわかります。
VCCIO=3.3Vのときは1.5Vくらいにスレッショルドがあるけど、VCCIO=1.8Vくらいまで下げるとスレッショルドが1.1Vくらいになります。
この特徴を使えば、ターゲットデバイスの電源電圧に上手にスレッショルドを合わせることができます。
アプリのほうもだいぶん改良して、任意のピンから電源だけでなく、ロジックのH、LとJTAG信号を出せるようにしました。
ソフト的にJTAGを操作して、デバイスのIDCODEを取得してみたら、ちゃんとIDCODEが取れました。
もう、ICごとにJTAGの配線をつなぎかえなくても画面上で「33番ピンがTMS、34番ピンがTCKね・・」と設定するだけでよくなった。超楽になった~♪
Spartan-7もJTAG IDCODEを認識成功!TCKが遅いけどちゃんと動きます。
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