MPPCアレイをひさしぶりに動かしてみた
7年ほど前に製作したMPPCアレイを倉庫から出してきて、久しぶりに動かしてみました。
この赤い箱の中にMPPCという光センサと、プラスチックシンチレータが16個入っていて、宇宙線やγ線などが入ると信号が出てくるようになっています。
電源を入れてCosmo-Zにつなぎ、モナザイトを乗せて信号を見てみるとたくさんパルスが見えます。
しかし、MCA機能を使ってヒストグラムを取ってみてもピークが見当たりません。
ダークカウントとかそういうノイズ的な信号なのでしょう。
ガンマ線のエネルギーが大きすぎてプラスチックシンチレータ内で全エネルギーを落としてくれないとか、MPPCの発光は素子数(64段階?)しかないから光が多いと飽和してしまうとか、そういう理由があるのかなと思います。
プラスチックシンチレータ+MPPCだとスペクトラムは見えず、何かが通過しただけかどうかだけしか測れないかもしれません。
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