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2024.09.30

東工大最終日

「逝くものは斯くの如きか」のという校歌の東工大が逝ってしまいます。

ACRiの会合もあるので、最終日に見に行ってきました。

Titech

 

東工大の校歌の現代語訳っていくつかあるようなのですが、シュヴァルベンコールが訳したこの現代語訳がわかりやすい。

Kouka https://www.kuramae.ne.jp/files/user/common/images/special/gakka_trance.jpg

こんな意味だったのか・・・。

1番は工業技術を発展させてきた先達への尊敬の念、2番は毎日勉強やら研究をして身に着けた実力は本物であるということ、3番は7つの窓(7類まであった)友への想い、4番は大岡山を越えて世界に出て行けと言っているわけですね。

ちょっと胸が熱くなりますね。

この校歌は遺したい。

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2024.09.29

コキアを見に河口湖へ!

コキアが赤くなってきたと聞いたので、河口湖の大石公園に見に行ってきました。

Kawaguchiko0929

ううむ、残念・・・。少しは赤くなっていましたが、まだ緑でした。

 

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2024.09.28

ゲンロック

何十年も使われている技術だと思うのですが、私としては初めて作ることになりました。

映像の信号からHやVの同期信号を分離して、それをもとにPLLでピクセルクロックを再現する回路です。

Genlock1

同期信号の分離にはLMH1981を、

Genlock3

 

PLLにはLMH1983を使います。

Genlock2

 

30年ほど前にバイトしていた時に、先達に詳しく教えてもらえばよかったと偲ばれます。

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2024.09.21

バウンダリスキャン研究会の発表スライドを公開します

先日行われたバウンダリスキャン研究会での発表スライドを公開します。

Bscan20240918

 

https://www.tokudenkairo.co.jp/blogtemp/bscan20240918.pdf

 

中身はこんな感じです。

Slides

 

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2024.09.20

事業再構築補助金事務局が虚偽の申請を指示しました

詳しいことはnoteに書きましたが、

事業再構築補助金事務局が「実績額を削って補助金額を減らせ」と執拗に言ってきたことが虚偽の申請にあたるということを指摘し、その結果、虚偽にあたる記述部分だけを削除して実績金額を減らせという指示に変わりました。

つまり、いままで事務局が指示していた内容が虚偽であることを認めたというわけです。

そして、この対応を電源による口頭ではなく、jGrantsを通じた文書のやりとりで行いました。

詳細はこちら

note: 事務局が虚偽の申請を指示しました

このために1週間かけた甲斐がありました。

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2024.09.18

バウンダリスキャン研究会で講演してきました

エレクトロニクス実装学会のバウンダリスキャン研究会で、「バウンダリスキャンを用いたIC真贋判定技術の開発」というタイトルで発表してきました。

Bscan_resume

 

この研究会ではいったい何回バウンダリスキャンという言葉を聞いたでしょうか。普段の生活の中でバウンダリスキャンという言葉を聞く機会なんて滅多にないのに、開会から閉会まで500回くらいは聞いたのではないでしょうか?

質疑応答でも、どうやって書き込み済みのCPLDと判断したのか、と聞かれ、「未書き込みだとすべてのI/Oピンが入力状態になるが、書き込み済みだと出力になるピンがある。方向セルで見れば判別できる」という説明で通じるなど、JTAG界の用語で通じました。

懇親会で、この装置を作るのはお金がかかったのではと聞かれたのですが、補助金は取ったけどまだ入金されていないので、信用金庫からの借金で作ったと答えました。

 

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2024.09.14

拡張ADCボードの波形が綺麗になった

先日から悩んでいたCosmo-Zの拡張ADCボードですが、やはり、1.8Vの電源電圧降下でファイナルアンサーでした。

1.8Vをスイッチング電源TPS62065ではなく超低ノイズのLDO LPC38798を使うようにしたのですが、電源電圧が降下すると波形にノイズが乗りますが、

Hakeimidare

LDOの出力時に1.8Vをちょっと上回るくらいにしておいてEMIフィルタの電圧降下で1.78Vくらいになるようにしたところ、綺麗にノイズが消えました。

Hakeikirei

これで無事に出荷できそうです。

今日は町内会の祭りなので徹夜はせずに、この辺で寝ます。

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2024.09.13

Trenz製のCyclone10ボードTEI0003を入荷しました

TrenzElectronic製のCyclone10ボードTEI0003-03-QFCR4Aを入荷しました。

TEI0003はCYC1000とも呼ばれるボードで、25 kLEのFPGA、Cyclone10LPを中心に8MByte SDRAM、8MByteフラッシュROMを搭載したボードです。なんと、10000円以下のお値段です。

Tei0003_20240921225701

 

商品のご注文はこちらのページからお願いします。

https://www.trenz.jp/product/TEI0003-03-QFCR4A

 

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2024.09.11

Cosmo-Z拡張ボードの波形が乱れる

Cosmo-Zの本体ボードが届いたので、Cosmo-Z拡張ADCボードの動作確認をしています。

今回のボードは16bit 125MHzのADCを搭載した最高品種のもの。

Extadc16

しかし、なぜだかわからないけど、16bit ADCを125MHzで動作させると波形に細かいノイズが乗ってしまいます。

Cosmo-Zの本体ボードの16bit 125MHz ADCは問題なく動いています。

最初はADCとFPGA間のLVDS通信(1Gbpsになる)が正しくデータをやりとりできていないのではないかと思っていたのですが、そうではなさそうでした。

原因として考えられたのは、ADCに与えられる1.8Vの電源電圧の降下です。EMIフィルタで30mVくらい低下したりするので、1.8Vを作っているつもりADCに加えられる電圧は1.75Vくらいになっています。

そこで、スイッチング電源の電圧をわずかに上昇させてみたら、ノイズが綺麗になりました。

ううむ、これでいいのか・・もう少し詳しく検討したいですね。

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2024.09.10

Cosmo-Zの基板実装があがってきました

今日はCosmo-Zの基板が6台、実装が上がってきました。

Cosmoz6

80MHzのものが4台と、125MHzのものが1台、16bit 125MHzのものが1台です。

早速、電源を入れて動作確認してみたところ、無事に動きました。

安心できる瞬間です。

 

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2024.09.08

Cosmo-Z拡張ユニバーサルボード

Cosmo-Z拡張ユニバーサルボードという基板があります。

Cszext

Cosmo-Zの拡張コネクタから信号を取り出してユニバーサル基板のランドに出すものです。

お客様からご注文があったので作りましたが、よくよく考えてみると、結構危険な基板です。

FPGAのI/Oピンをそのまま引き出しているのですが、I/Oの規格は1.8Vなのです。

ここに3.3Vが加わると、FPGA内部の保護ダイオードを伝わって1.8Vの電源ラインに3.3Vが加わり・・・・

いや、その先は考えたくありません。

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ZYNQのAXIバスを拡張してユーザレジスタを作る方法

Cosmo-ZのAXIバスを拡張してユーザレジスタを作る方法を書きました。

これで、MATLABなどで作った演算モジュールを追加できます。

https://cosmoz.jp/develop/axi.html

また、拡張したレジスタをソフトウェアから操作する方法についても書きました。

https://cosmoz.jp/develop/userreg.html

Axireg

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2024.09.02

技術書典17に出展します

なひたふは、技術書典17に出展します。

Gi17

「苦しんで覚えるVHDLとFPGA」というテーマで書きます。

最近のFPGAは、新興ベンダの話題とか、AIだとか高位合成だとか、実にくだらない。

FPGAといえば、ステートマシンである。

極限まで最適化された小さなステートマシンが互いにACKやREQを投げ合い、協調しあって動き、複雑怪奇な機能を実現していく設計こそが美しい。そういう旧世代の思想に満ちた本を書きたいと思っていました。

とりあえずはSpartan-7を使ってRasPiカメラを動かし、USBを通じてDDR3メモリから画像を取ってくるようなシステムの作り方でも書こうかなと思います。Vivadoの使い方(モジュールのIP化、AXI Interconenct、MIG、ビルドの自動化)やC#を使ってUSBからFPGAを操作する方法についてといったところが話題の中心となるかと思います。

こうご期待

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