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2025.04.26

【告知】MITOUJTAGを無償公開します【予告】

2003年度の未踏ソフトウェア創造事業で開発されたMITOUJTAGは、これまで数多くの企業やアカデミックユーザの方、そして個人の方にご愛用いただいてまいりました。

今後はだれでも気軽にJTAGバウンダリスキャンを使っていただけるようにと思い、無料版を公開することにしました。

JTAGバウンダリスキャンを行うと、FPGAやCPUのピンの動作が目でみてわかるようになり、デバッグ効率が飛躍的に向上します。

 

新しく配布されるMITOUJTAGの無料版は、いつでもダウンロードして気軽にJTAGバウンダリスキャン可視化を体験できるソフトウェアとなります。

ただし、PCとターゲットボードを接続するためのUSB-JTAGケーブルはユーザ様に自作していただくことになります。

といっても、難しいものではなく、FTDI製のFT232HやFT2232HといったUSBシリアル変換ICを利用したボードをブレッドボードに乗せて配線を引き出すだけで簡単に作成することができます。

例えば、秋月電子の

・FT2232D USBシリアル2ch変換モジュール
https://akizukidenshi.com/catalog/g/g116897

・FT232H使用USB⇔GPIO+SPI+I2C変換モジュール
https://akizukidenshi.com/catalog/g/g108942/

が使えます。

また、最近のFPGA評価ボードの多くはFTDI社製のICを使ってUSB UARTやUSB JTAGの機能を実現しているので、市販の評価ボードのほとんどはUSBをつなぐだけでそのままMITOUJTAGが使えるようになります。

 

MITOUJTAG無料版の機能や特徴は以下のとおりです。

【機能】

  • バウンダリスキャン可視化
  • JTAGロジックアナライザ
  • 簡易基板検査
  • FPGA書き込み(XILINXほぼ全種類+一部のALTERA,LATTICE,Efinix)
  • FPGAに接続されたSPI ROM書き込み(XILINXのみ)

【使用可能JTAGケーブル】

  • FTDI製MPSSE使用ケーブル
  • Digilent製USB-JTAGケーブル (基板に搭載されているもの)

【料金】

  • 永久無料

【その他】

  • メールや電話でのサポートは不可。サポートはTwitter(X)で行う。
  • Windows 10/11 (Intel,AMD製CPU版に限る。ARMは不可)

 

公開時期は2025年5月1日ごろを目標として、開発を行ってまいります。

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2025.04.25

ポゴピン

10~20GHzの信号を扱う基板を2枚重ねたいときに、ポゴピンを使うか、リジッドフレキにするか、SAMTECのよさそうなコネクタを探すか・・ということで迷っています。

 

まず、リジッドフレキ。PCBGOGOのページで層数を入れれば見積だけは取れます。

Rflex

 

ポゴピンについては、CCPさんのWebサイトによれば、高周波では信号ポゴピンをこうやってGNDポゴピンで囲むらしい。なるほどなるほど。たしかに50Ωにできるかも。

Pogo

 

シミュレーションしてみると、1本のピンだけでは絶対に50Ωにならなくて、1本のピンの周りを同軸ケーブルっぽい感覚で包むことによって50Ωに近づくという結果が得られました。

 

すると、メザニンコネクタってピンが格子状に並んでいるだけじゃなくて、隣のピンを全部GNDにすると50Ωになるように間隔やピンの太さができているのでは!?という気づきが得られました。

Mezzanin

 

ポゴピンがいいのか、メザニンコネクタがいいのか、安いコネクタでもいいのかわからないので、とりあえず全部発注した。全部試してみて特性測るべ。

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2025.04.24

カンパニープロファイルの更新の依頼

今日は「カンパニープロファイルの更新」みたいなメールが立て続けに2件も来ました。😡

年に1回も取引があるかどうかわからない会社から、「カンパニープロファイルの更新」ということで、全社売上高とその会社向けの売上高、営業利益、業績動向、同業他社の業績動向、自社の強み、改善機会、最近のトピック、などを書けというものです。

「このたび弊社では、取引先管理の一環として、各取引先様の会社情報を整理・更新することとなりました」

はあ?

なんで売上高とか利益とか教えてやらねばならんの?取引先管理の一環って、そっちの都合じゃないか。

掛け売りで購入するんなら、おたくの信用情報を開示するべき。もう、現金取引onlyにするわ。

「自社の強み、改善機会」って、あんた、中小企業診断士かい。

 

2件目。これも年に1回あるかどうかわからない会社から。

>弊社ではこのたび「お支払い方法の変更」をさせていただくこととなりました。

おいおい、一方的に変更すんな。

>つきましては、添付の書類をご確認のうえ、ご記入・ご提出をお願いいたします。

嫌な予感しかしない・・・

で、添付されていたシートを開いてみると、

「検品合格品に対し、毎月末日締切、翌月末日(休日の場合は前営業日)支払とします。」って、勝手に支払い条件を決めんな。

しかも30万円で「でんさい」っていうけど、「でんさい」ってデジタル手形だから、どんだけ資金繰り悪い会社なのかと心配になってしまいます。

送られてきたシートには振込とでんさいしかないし、やはり従業員数や売上を書かせようとしてくる。

 

2件とも丁重に簡素にお断りしました。

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2025.04.22

gBizの通知ファイルが、フィッシング詐欺メールと見分けが付かない

社会保険関係の手続きがgBizで出来るということなので、申請してみました。

すると、「ワンストップサービス」というところから通知メールが来るのですが、これが最近はやりのフィッシング詐欺メールと区別が付きません。

まず、「ワンストップサービス」ってなんだ!?サービスの具体的内容が書いていないし、提出した行政機関名もない。

Gbiz_20250509133901

それに、申請を間違えたものは「取り下げ不可のお知らせがあります」とかって、不安を煽るフィッシング詐欺メールの手口そのものじゃん。

 Gbiz

これってデジタル庁?

もう少し文面を工夫してほしいものです。

 

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2025.04.21

Go-techに応募しました

成長型中小企業等研究開発支援事業(Go-tech)に応募しました。

  • 企業・・ワイ
  • 大学の中で研究する人・・ワイ
  • 事業管理機関・・大学、だけど実質的な事務処理はたぶんワイ

全部自分という計画ですが、無事に通りますように。

 

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2025.04.20

弘前へ行ってきました

うちのムッスコが初音ミクがどうのこうのというので、弘前まで見に行ってきました。

Hirosaki

ちょっと寒い。桜はまだあまり咲いていない。

 

で、帰りの新幹線で妻(車椅子)が新幹線(はやぶさ)を降りるときに、私がドアの手前に溝があるのに気が付かずにそのまま降りようとして、車椅子の前輪がこの溝に嵌ってそのままホームに向けて正面から思いっきり倒れてしまいました。

受け身は取ったのですが、足を痛めてしまったようです。

溝というのはこういうやつです。

Mizo1

写真じゃわかりにくいですよね?

実物でもわかりにくいです。まさかここにトラップがあるとは思わない仕様になっています。

Mizo2

この溝は新幹線のドアがスライドするためのものなのですが、いつも使っている電車や先週乗ったN700にはこんな溝はなかったので、
まさかこんなのがあるとは全く思いませんでした。

車椅子マークのついている車輛でさえも、この5cmくらいの車輪がハマる溝があります。

痛い痛いというので、家に帰る前に病院に行ったのですが、幸いにも折れてはいませんでした。

ハヤブサには、なんでこんなところに罠のような溝があるのでしょうか?

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2025.04.16

経営デザインシート

Go-tech事業に申し込むために中小企業の現状を説明する書類を書くわけですが、文書でダラダラと書くのではなく、経営デザインシートに書かなければなりません。

なんだこれ、SWOT分析?

Design_sheet2

手も足も出ないのでまずは補助シートから。

なんじゃこりゃ?という感じ。

Design_sheet

埋めようがない。

中小企業診断士の試験に出てくる負け犬とか問題児とかいうやつに似ている?

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2025.04.15

成長型中小企業等研究開発支援事業(Go-tech)では完了まで販売してはいけない

Go-tech補助金の申請書を書いてから改めて公募要領を読んでみると、補助期間中に製品の販売を行ってはいけないということに気が付きました。研究の知見を活かして別の製品を作ったり最終目的物になる前の部品を販売するのもだめなようです。

補助期間は国から補助金がおりて大学や企業で研究を行う期間です。この期間には主に大学で学術的な課題を研究するような感じではあります。

この期間に試作品が出来たりしても販売してはいけないのです。

 

補助期間が終わるといわゆる「魔の川」の超えて製品開発のフェーズになります。

こうなると販売してよくなりますが、企業が商品化のための研究開発を自己資金ですることになります。

補助期間終了後は国から補助金はおりません。企業が自己資金と売上から研究費を捻出して、自分で研究します。

この自己資金での研究開発期間の資金計画も求められます。

製品開発が終わると「死の谷」が、その先には「ダーウィンの海」が待っています。

 

Go-techは「魔の川」を超えるまでの補助金のようです。

もし失敗したらどうなるのか?

経済産業局に電話したら、失敗しても返金を求められることはない、と答えてくれました。

 

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2025.04.13

奈良公園で鹿と戯れる

今日は奈良公園に行って鹿と戯れて来ました。鹿かわいー

Shika1

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2025.04.11

研究者がいくら使えるのか、Grokに聞いてみた

私が出そうとしている補助金はある計測器を作って販売する予定ですが、全国津々浦々の大学の研究者がターゲット顧客です。

大学の研究者は科研費とかで資金を得ているので、上限が決まっています。

それならいくらまで出せるのか?Grokに聞いてみました。

Kenkyuhi1

さすがGrok!

生身の人間には聞けないような機微な質問にもちゃんと答えてくれます!!

研究者が科研費で買える金額の範囲ってのも、いままでCosmo-Zを販売してきた感触とだいたい一致しています。

Grokはすごい。かなりよい精度で価格戦略を立ててくれます。

Kenkyuhi2

Kenkyuhi3

研究の中心となる機器にかけられる金額は100万円から300万円くらいなので、新製品をつくるならこの範囲にするとよいでしょう。

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2025.04.09

成長型中小企業等研究開発支援事業(Go-tech)での中小企業の負担割合

成長型中小企業等研究開発支援事業、いわゆるGo-tech事業について調べました。

Go-techは大学や公設試験場と中小企業が共同体を組むという補助金です。

大学は自己負担なしで研究費が得られる一方、大学が100万円を得るには中小企業は330万円の自己負担が必要です。あとで200万円は返ってきますが、先に負担が必要です。

 

補助金の2/3は中小企業が受け取らなければならないという縛り(中小企業要件)があるのですが、中小企業の補助率は2/3で、消費税も出ません。

100万円の補助金が大学に入るには中小企業が330万円を支出し(30万円は消費税)、そしてすべてが終わった後で中小企業は200万円をうけとります。中小企業の負担は130万円です。受取金額は大学が1に対して中小企業は2。だから、2/3は中小企業が受け取っていることになる。そして、中小企業への補助率は2/3です。

したがって、大学を1とすると、中小企業が3.3の割合になります。

この1:3.3という比率に気を付けて予算計画を立てなければなりません。

 

税金の面で考えてみると、例えば補助金を使って中小企業が300万円の設備投資をした場合、企業に対する補助率は2/3だから200万円が補助され100万円が自費負担となります。補助金の200万円は会社としては利益(雑収入)になり設備投資であるため初年度は20%程度しか減価償却できません。

また、自己負担100万円で設備投資するということはそれだけの利益が事業から出ているということになります。したがって300万円の設備投資をする場合、240万円の利益があり、約50万円の法人税がかかる。また300万円の設備投資にかかる30万円の消費税は補助されません。

よって、300万円の設備投資に係る自己負担額は自己負担(100万円)+法人税(50万円)+消費税(30万円)で180万円程度になります。このほかに固定資産税もかかる。

まとめると、補助率2/3の場合、自己負担率は約60%であるという知見が得られました。

大学が100万円をえるために中小企業は少なくとも130万円程度の負担が必要で、利益から出る法人税まで考えると180万円程度を負担する計算になります。

 

 

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2025.04.08

KV260が動くようにMITOUJTAGのMPSSE対応を進める

MITOUJTAGによるMPSSE対応を進めました。

FTDIのデバイスでUSB-JTAGになるものはFT2232HとかFT232HとかDとかありますが、デバイスの違いを認識してTCK速度を設定できるようにしました。また、A~DどのポートにJTAGをつなぐのかとか、GPIOの初期値とかを設定できるようにしました。

Kv260_bsca2

↑の画像はKriaのKV260の動作中にバウンダリスキャンしたものです。

Kv260_bscan1

KV260はADBUSのポートAにつながっていますが、FT4232HなのでFT_Openでのポート番号は2になります。

またADBUSのbit5をLにしないとJTAGの信号がFPGAに行きません。こういったボード個別の状況に対応できるようにしました。

下の図はKV260のJTAGまわりの配線ですが、ADBUS5がFTDI_LS_OE_Bという信号になっていて、これをLにしないとFTDIからのJTAG信号がデバイスに伝わらないという鬼畜な仕様になっています。しかも、何も設定しなければプルアップです。

このようにMPSSEデバイスではGPIOポートに何がつながっているかわかりません。

 

Kv260_bscan3

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2025.04.07

また来た!詐欺注文

おっ!注文来た!商品売れた!嬉しいなー

と思っていたら、カード決済会社から「※要確認※カード不正利用【懸念】取引発生のご連絡」というメールが速攻で飛んできました。

Sagi2

 

いつもの怪しいパターンです。

・女性の個人客が買わなそうなFPGAボード
・クレジットカード払い
・hotmail

ぬか喜びで済んだのは不幸中の幸いです。

この手の注文が来たら、「商品は入荷までに〇日かかりますがよろしいでしょうか?」みたいなメールで質問を投げると良いです。

ビジネス文書っぽくない日本語で返信が来たり、「回复:」という文字が付いて返信メールが来ます。

なお、回复:というのは、中国語でRe:の意味であるようです。

また、メールのヘッダが追える人は追ってみてください。返信メールは中国から来ているのがわかると思います。

Sagi3

 

 

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2025.04.06

箱根へドライブ

今日は箱根までドライブしてきました。

ETCのトラブルにも遭わず、高速道路もそれほど渋滞せず快適でした。ただちょっと寒かった。

Hakone_drive

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2025.04.03

MITOUJTAGのMPSSE機能を整備

お客様からの要望があって今日はMITOUJTAGでMPSSEを使う機能のデバッグをしました。

Mpsse1_20260102173101

MITOUJTAGのコードをデバッグするのは実に4年ぶりくらいでしょう。

XILINXの古いコンフィグROMのXCF08Pや、Kintex-7接続のSPI ROMなどにFTDIケーブルから書き込めるようになりました。

 

この勢いでMITOUJTAGを本格的にMPSSE対応させるようにしたいと思います。FTDIが乗っているFPGA評価ボードは多いので、MPSSEでMITOUJTAGがちゃんと使えれば結構便利なはずです。

MPSSEに対応した汎用的なJTAGツールを作るときの課題は3つ

  1. MPSSEを乗せたボードは、GPIOにリセットや、JTAG信号のEnableなどいろいろなものが付いていて、それが基板によってみな違う。どうやって差異を吸収するか
  2. FT2232HやFT4223Hは複数のポートがある。どのポートがMPSSEにつながっているかをどうやって指定するか
  3. 求められるTCKの速度はボードによって異なる。

 

まず、TCKの速度ですが、FT2232Hとかだと60MHzから分周して、FT2232Dは12MHzから分周します。

Mpsse4

いまはFT232D/FT2232Dはあまりなく、新規開発のボードはみなHタイプだと思うけど、下位互換性のために0x8a/0x8bというコマンドがあって、0x8bで分周が有効になって下位互換モードになる。0x8aで5倍速くなります。

Mpsse2_20260102173101

Mpsse3

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2025.04.01

114.514GHzの電波を出してはいけない理由

すごい大発見をしました!!!!

114.514GHzの電波は発射禁止です。

https://www.tele.soumu.go.jp/wari/WarikyakServlet?KYAK=5.340

114514

何人も114.514GHzの電波を出してはいけません。

理由は、CO(一酸化炭素)の輝線が115GHzにあるからです。

この周波数の電波を調べることで、遠く野の銀河での星形成領域とかがわかるらしい。夢があります。

宇宙のどこかから電波が来るのは良いけど自分から出しちゃダメなんだな。

いいよ来いよだから、電波を受けるだけ。

ちなみに191.9GHzはギリOK。これもうわかんねえな。


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