【告知】MITOUJTAGを無償公開します【予告】
2003年度の未踏ソフトウェア創造事業で開発されたMITOUJTAGは、これまで数多くの企業やアカデミックユーザの方、そして個人の方にご愛用いただいてまいりました。
今後はだれでも気軽にJTAGバウンダリスキャンを使っていただけるようにと思い、無料版を公開することにしました。
JTAGバウンダリスキャンを行うと、FPGAやCPUのピンの動作が目でみてわかるようになり、デバッグ効率が飛躍的に向上します。
新しく配布されるMITOUJTAGの無料版は、いつでもダウンロードして気軽にJTAGバウンダリスキャン可視化を体験できるソフトウェアとなります。
ただし、PCとターゲットボードを接続するためのUSB-JTAGケーブルはユーザ様に自作していただくことになります。
といっても、難しいものではなく、FTDI製のFT232HやFT2232HといったUSBシリアル変換ICを利用したボードをブレッドボードに乗せて配線を引き出すだけで簡単に作成することができます。
例えば、秋月電子の
・FT2232D USBシリアル2ch変換モジュール
https://akizukidenshi.com/catalog/g/g116897
・FT232H使用USB⇔GPIO+SPI+I2C変換モジュール
https://akizukidenshi.com/catalog/g/g108942/
が使えます。
また、最近のFPGA評価ボードの多くはFTDI社製のICを使ってUSB UARTやUSB JTAGの機能を実現しているので、市販の評価ボードのほとんどはUSBをつなぐだけでそのままMITOUJTAGが使えるようになります。
MITOUJTAG無料版の機能や特徴は以下のとおりです。
【機能】
- バウンダリスキャン可視化
- JTAGロジックアナライザ
- 簡易基板検査
- FPGA書き込み(XILINXほぼ全種類+一部のALTERA,LATTICE,Efinix)
- FPGAに接続されたSPI ROM書き込み(XILINXのみ)
【使用可能JTAGケーブル】
- FTDI製MPSSE使用ケーブル
- Digilent製USB-JTAGケーブル (基板に搭載されているもの)
【料金】
- 永久無料
【その他】
- メールや電話でのサポートは不可。サポートはTwitter(X)で行う。
- Windows 10/11 (Intel,AMD製CPU版に限る。ARMは不可)
公開時期は2025年5月1日ごろを目標として、開発を行ってまいります。
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