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2025.05.31

技術書典に向けてJTAGケーブル量産

技術書典に向けて徹夜でJTAGケーブルを量産しています!

3Dプリンタ頑張れー!スパゲッティーになっても負けるな!

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そういえばJLCPCBで作った基板の歩留まりが悪すぎます。

この半田ブリッジが見えますか?

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JLCの基板実装の不良率って高すぎないか?いまのところ30枚中5個不良だぞ。

半田ブリッジが多すぎる。一説によればこのFT232が再生品(中古品)なんじゃないかという噂。LCSCだし無きにしも非ず。

 

あうあうあーフィラメント切れ!

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白いフィラメントが無くなったので黒を使ったら、ドムみたいになった。

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家内制手工業で深夜まで頑張っています。

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なんとか技術書典18のオフライン会場に間に合いました。ブース「うー09」では、MITOUJTAGを使ったデモを行う予定です。お客様の基板をお持ちいただければ、その場でスキャンしてデバッグしますので、基板が動く様子が見たい方は、ぜひ基板をお持ち込み下さい!

Tbf18_8

 

 

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2025.05.30

JTAG同人誌が完成しました

ようやくJTAG同人誌が完成しました!

JTAG本の内容は140ページ。B5サイズ。フルカラー。もう、これで校了にします。
JTAGの基礎知識から、バウンダリスキャンの話、MITOUJTAGの話、MITOUJTAGを効果的に使った回路デバッグのノウハウなどをまとめました。

Jtagbook7

すんごい適当な表紙を作って、本当に完成!

Jtagbook8

 

技術書典18では、新刊の「JTAGとMITOUJTAGの解説本」と、MPSSE JTAGケーブルのハードウェアの頒布を行います。頒布するだけではなくて、MITOUJTAG Free版のデモもやっているので「何か評価ボードを持ってきてくれたら、その場でバウンダリスキャンして見せます!」
う-09でお待ちしております。

当日、会場では私がノートパソコンを開いてMITOUJTAGを起動して待機しているので、何かボードを持ってきてくださればその場で可視化してデバッグします。動かないボードカモン!デバッグの展示だ!

 

オフライン会場では電子版とグッズ(USB-JTAGケーブル)の頒布を行います。電子版は2000円、USB-JTAGケーブルは3000円です。

Jtagbook9

赤字ですが、お祭りなのでいいです。

物理本は注文数を見てから印刷します。では会場でお待ちしております!

https://techbookfest.org/product/26R412VCuP3jneTxF9pScy

 

Jtagbook10

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2025.05.28

JTAG同人誌の目次

技術書店18に向けて新刊執筆中です。昔の冊子を焼き直すだけで1日使ってしまいました。

それでも、まだ「MITOUJTAGでどんなデバッグができるか」という本題に入れません。書くべきことが多すぎる。

MITOUJTAGの使い方や、JTAGメリットを説明するにはJTAGの基本的なことから説明しないといけないので、前半にJTAGの基礎知識、中盤からMITOUJTAGの使い方という感じになりそうです。

目次の案を作ってみたら、全部で150ページくらいかなという感じでした。

Jtagbook5

Jtagbook6

 

金曜日の朝一で印刷屋さんに送って当日コースで印刷製本してもらい、土曜日に自宅着が最終コースになってしまいました。

Jtagbook4

毎回ギリギリになってしまうこの体質、なんとかしなければ・・・💦

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2025.05.27

技術書典でJTAG同人誌とグッズを売りたい

技術書典18でJTAGの本を上梓したいと思います。

実は20年前に「よくわかるJTAGの基礎知識」という同人誌(84ページ:絶版)を書いたのですが、いま読み返してみるとJTAGの仕組みから個々のデバイスやファミリの特殊事情まで良くかけています。

Jtagbook1

Jtagbook3

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今回の技術書典ではそれをベースに追記していこうかと思います。

せっかくMITOUJTAG Freeの頒布も始めたし、格安のMPSSE-JTAGも作ったので、グッズとして頒布したいと思います。

そこで技術書典のページを見ると、オフライン会場でのグッズの現金販売は可能なようです。

Gisho_hanpu

でも、「電子書籍+グッズ」のセットも作って公式後払いの対応もしなければならないんでしょうか?

試算してみたところ、JTAGの本(紙)は2000円、グッズ(MPSSE-JTAGケース付き)が5000円くらいになりそう。

これが利益ゼロの原価です。基板自体は安く作れるんだけどケーブルと手数料が結構するんだなあ・・

 

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2025.05.25

電磁パンを焼いてみたよ

パンを焼きました

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導波管のTE20モードを見たときに、これをパンにして食べたいと思ったんだよね。それで作りました「導波パン」。またの名を「EMパン」。できました!

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どこをスライスしてもこの形になっています。

波長は10cmくらいで周波数はたぶん6.7GHzくらいです。

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作り方は、まず小麦粉200gくらいで白いパン生地を作って、冷やしてからいくつかの小分けにして、着色料で色を付けます。棒状にこねて伸ばし薄いシート状にして円柱状に重ねていきます。箱に詰めてから発酵させます。

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箱に詰めるとき最初は隙間がありますが、発酵して膨らむと、うまいことラプラシアンっぽく馴染んでくれます。

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カタツムリに寄生するアレとか、AKIRAのあのシーンが思い浮かびます。

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2025.05.23

もう一部屋借りる決意

特急の仕事が舞い込んだので、レンタルオフィスを2カ月間、もう一部屋借りることにしました。

お客様の装置をお借りして、それをJTAGバウンダリスキャンで検査するための手順を作るという仕事です。

大きな装置なので部屋ごと借りました。

New_room

そのプロジェクト専用の部屋です。新しいお部屋は快適!

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2025.05.21

防衛装備庁の委託事業に応募しました

防衛装備庁の安全保障の委託事業に会社で応募しました。

昨年も応募しようとして申請書類を書いたのですが、〆切時間を2~3分過ぎてしまい悔しい思いをしました。

よって、昨年の申請書類をもとに少し直して、再申請です。

ログインシチャウウゥゥ!

Bouei

採択されるといいな。

 

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2025.05.20

基板間を20GHzでつなぐ方法

基板間で20GHzまでのRF信号をやりとりする方法を考えています。

一つの候補は、Molexの5G15や5G25というコネクタです。

5g15

5g15_2

どうやら5G15は15GHzまで、5G25は25GHzまでいけるらしいです。

5G15はGNDと隣り合わせることで平行線路のインピーダンスを適用できるでしょうか。
5G25の横にある垂直に立ち上がったピンは周囲がGNDに囲まれていて同軸ケーブルっぽさを感じさせます。

これらのコネクタは、平行線路や同軸ケーブルと等価な垂直線路を作っているのではないかという疑問が生じます。

5g15_3

垂直に立ち上がる部分のピッチが0.35mmなので、ピンの幅は0.13mmとするとln(D/d)≒1で、インピーダンスは60/√εrとなります。
プラスチックの比誘電率はだいたい2~2.5くらいなので、この黒い部分の誘電率おかげで約50Ωになりそうな感じです。
平行線路と考えればだいたい合いそうだということがわかりました。

 

つまり、高周波コネクタってやつは、ピンを立ててそれが平行線路や同軸ケーブルとみなされるような条件にしているわけですな。

ポゴピン2本では50Ωは作れないけど、信号線の周囲をD/d=2.3で囲めば50Ωに近づきそうです。

Pogo50_1

ポゴピンを使って基板間を50Ωで接続する方法は確立できました。

導体棒を円形に何個も配置すれば等価的な同軸ケーブルになるかどうかシミュレーションしてみたところ、GNDが円柱ではなく、何本にも分かれていると行って帰ってくる経路で定在波が立って周波数特性がフラットにならないことがわかった。

ちなみに長さは20mm。

Circlar1

Circlar2

 

 

 

だいたいどんな周波数でも、どんな基板間距離でも、反射の最低値を合わせ込めるようになった。あとは、この美しい電磁界を壊さずにマイクロストリップラインから給電できるかということが問題だ。

 

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このノウハウを使えば、基板のViaのインピーダンスを調整して20GHzを基板の裏から表へ通せるんじゃないかな。20GHzクラスの基板を多数積層できそうだ。

インピーダンスを50Ωにする黄金の比率を発見。周波数特性も自由自在だ。面白い。実際に作ってみたい。

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2025.05.18

MPSSE-JTAG基板を技術書典で配布するかも

JLCPCBでMPSSE-JTAG基板を50個作ったら1個あたり1200円くらい(税別)で出来そうです。

Mpssejtagx10

生基板の単価50円くらいなのは恐ろしい価格だ。

これに貫通部品のコネクタとケーブルを加えれば3000円くらいでできそう。

技術書典18で配布しようかな・・と思います。

それにしてもJLCPCBってどこで儲けてるんだ?

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2025.05.17

HMC8191評価基板の解析

HMC8191というミキサの評価基板のガーバデータを見て、設計手法を解析しています。

この基板って隣り合うピンがショートしているような感じのはんだ付けになっているのですが、これはいったいどういう意味があるんだろうという疑問があります。

単に余った半田がブリッジしただけとは思えません。

Hmc8191ev3

Hmc8191ev4

そこで、ガーバファイルを見つけて解析してみました

Hmc8191ev5

 

なるほど!信号線の周りをベタGNDで囲んでいますね。

Hmc8191ev1

ピンごとに配線しているわけではないようです。参考になった。

ちなみに、これはマイクロストリップラインではなくてGND付きコプレーナ線路なんだろうなと思います。

MSLとして計算してもほぼ50Ωだけど、コプレーナのほうが分散が小さいのかな。

Hmc8191ev2

 

HMC8191の基板とパッド付近を、半分想像でモデルを作ってシミュレーションしてみました。

Hmc8191ev6

Hmc8191ev7

なるほどね。このようにするとマイクロストリップラインからの垂直立ち上げ部分でも反射を抑えることができそうです。

すべての寸法に意味があることがわかりました。

 

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2025.05.16

ロジャースか、FR-4ではだめなのか?

高周波基板材であるRogers 4350Bと、安価なFR-4の違いをシミュレートしてみました。

目的は、16GHz程度の周波数を扱う基板を安価なFR-4でも作れないかどうかを検証するためです。

基本的には、層間の厚さや線幅を調整してインピーダンスを合わせれば、損失が大きいか小さいかなので、損失が許容される範囲であればFR-4でも使えると考えます。5cmの距離での減衰はロジャースでは-0.8dB、FR-4は-3dB程度です。

シミュレーションの結果ですが、1/4λのスタブを作ったとき、ロジャースのほうがキレが良いものができます。これは損失の大小とQの大小で説明できるでしょう。

Rog4350b_vs_fr4

 

高周波ならロジャースやメグトロンを必ず使わなければならないかというと、そうではなく、FR-4で十分な場合も多々ある気がします。

むしろFR-4のほうが損失があるので(邪道ではありますが)反射を抑える効果もちょびっと期待できます。ロジャースにしたほうが設計が楽になるということもありません。

FR-4だと安いだけでなく、JLCPCBで1日とかで作ってくれるし、4層基板も作れます。

可能ならばFR-4で作り、損失が無視できない場合にはロジャースにするといった作り分けでもよいのではないでしょうか。

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2025.05.15

MPSSE基板を作っています

JLCPCBでMPSSE-JTAG基板(レベル変換IC付き)を作りました。

Mpssejtag1

 

Mpssejtag2

普通に動いてMITOUJTAGで認識できました。ちょっと驚いたのはFT_ProgでROM書き込みしなくてもMPSSEが使えたことです。Mpssejtag3

ROM無しデフォルトでもいけるのですね。

 

ところが、2台目でいきなり動かない!

よくみたら端子の半田がショートしてる。

Mpssejtag4

実装をエココースでやったからかな。半田付け直したら無事に認識しました。

 

この基板をこんな箱に入れて商品化しようと思います。

Mpssejtag5

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Mpssejtag7

まぁ、そのためには箱が必要だろうと思い、3Dプリンタで設計しています。

Mpssejtag8

Mpssejtag9

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2025.05.14

300GHz用のリフレクタアンテナを3DPで作る

Fusion 360でホーンアンテナの先に付けるリフレクタを作ろうとしています。

既製品のホーンアンテナの先っちょにかぶせて横方向に飛ばすためです。

まずは下の図のようなものを3Dプリンタで作ってアルミホイルを貼る予定だけど、平面で反射させるのはカッコ悪いし面積が小さいので、しっかり作りたい。

Reflect1

↑うーん。なんか、こうじゃない感。

↓これだ、これを作りたい!

Reflect7

 

何となくで設計していく。

Reflect4

Reflect2

Reflect3

いや、違う。リフレクタはもっとホーンアンテナの開口面に張り付く感じになるべきなんだ。これでも動くとは思うけど、ビームが太くなりすぎるんじゃないかな。

Reflect6

そうだ、それでいい。

Reflect5

 

 

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2025.05.13

JLCPCBからMPSSE-JTAG基板が届いたがUSBコネクタが実装されていなかった

JLCPCBに発注したUSB-JTAG基板が届きました。

 

が、USBのコネクタが実装されていませんでした。

Mpssejtagjlc1

くりぬいた箇所に嵌めるUSBコネクタなど、難しいと思われた部品はスキップされちゃうんでしょうかね。

 

 

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2025.05.09

FTDI社の純正MPSSEケーブル「CH232HM-DDHSL-0」を使ってみた

FTDI社の純正MPSSEケーブル「CH232HM-DDHSL-0」を買ってみました。

モノタロウで注文して翌日に届きました。

Ftdi1

パッケージの裏面に書かれている741-7076という数字はRSコンポーネンツの商品番号なので、RSとモノタロウは業務提携しているのでしょう。

Ftdi2

適当なFPGAボードをJTAGスキャンしてみようと思ったのですが、なんかケーブル短くね?

ノートPCで喫茶店でやるならいいけど、デスクトップPCからだとちょっと短いですね。

でも、このバラになった部分を50cm伸ばしているわけで、これじゃノイズや反射に弱いな・・と不安になります。

Ftdi3

MITOUJTAG Freeで無事にケーブルを認識し、FPGAを認識してスキャンしたり書き込みできたりしました。

 

バラになった部分のケーブルの色と機能の対応は、データシートに書かれている下記のとおりです。

Ftdi5

 

使ってみた感想としては、ケーブルが短くて使いにくいですね。

USB Aの延長ケーブル(USB Aオス-メスケーブル)が必要かもしれません。

あと、赤い線はVREFではなくVCC出力です。

VCCが出力されてくるので注意が必要です。

 

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2025.05.08

FT232HやFT2232D/HでMPSSE-JTAGケーブルを自作する方法

FTDI社のUSB-UART変換ICには(MPSSEとはMulti-Protocol Synchronous Serial Engine)というUART、SPI、I2Cなどの汎用のUSB-シリアル変換機能機能が付いているものがあります。

汎用シリアルの中にJTAGもあるので、それを使うとUSB-JTAG変換ケーブルを作ることができます。

準備
まず、MPSSE-JTAGに対応しているデバイスは、

  • FT232H、FT2232D、FT2232H、FT4232H

です。

  • FT232B、FT232R、FT230X、FT234X、FT60X

では使用できませんのでご注意ください。

EEPROM

MPSSEを使用するにはFTDIデバイスにEEPROMを外付けする必要があります。

(EEPROMがなければソフトウェアでどんなに設定してもMPSSEモードになることができないと思っていたのですが、できるという報告もあり、本当はどっちなのかはわかりません)

対応しているEEPROMは、93LC56Bです。

93AA56Bも可能ですが、93LC56Aや93AA56Aは不可です。

末尾についているBというのは16bitタイプを表すもので、FTDIデバイスのEEPROMは必ず16bitのBタイプである必要があります。

必ずBタイプを使用してください。

FTDIチップが乗った基板を用意する

例えば、秋月電子のFT2232D基板(EEPROM付)や、FT232H基板がご利用いただけます。

後者はAdafruitという海外Makerの間で有名なボードです。

Adafuitjtag

基板の配線

MPSSEモードを使うには、ADBUS0にTCKを、ADBUS1にTDIを、ADBUS2にTDOを、ADBUS3にTMSを接続します。ADBUS0~3はMPSSEによってハードウェア的に動作するのでこの割り当ては決まっています。

FT2232D/FT2232HはポートAとポートBがあり、BDBUSを使うこともできます。FT4232HはポートA~Dがあるので、CDBUS、DDBUSを使うこともできます。

TRSTやCPUリセットを使いたい場合は、ADBUS4~7、ACBUS0~7のいずれかのピンに接続してください。MITOUJTAGの中からソフトウェア的に操作します。

Mpsse1

 

レベル変換をしたい場合

TDIデバイスのVCCIOは3.3V固定(2.97V~3.63V)ですが、昨今のFPGAやCPUではJTAGが2.5Vや1.8Vのデバイスも多くなっています。

そのような場合はレベル変換が必要になります。

Mpsse2

EEPROMへの書き込み

EEPROMに書き込むにはFT_Progというツールを使います。

FT_ProgはFTDI社のページ https://ftdichip.com/utilities/ からダウンロードしてください。

Ftdi_download

FT_Progを起動してSCANボタンを押すと、以下のような画面になります。

Ftprog1

 

Product DescやManufacture Descは任意の文字に書き換えて構いませんが、ベンダIDとプロダクトIDは変更しないほうがよいでしょう。

Ftprog2

 

画面左のHardware Specificツリーを展開したらPort AのHardwareを開き、245 FIFOを選択してください。(デフォルトはRS232 UARTになっている)

Ftprog3

それから書き込みボタンを押し、Programボタンを押せば完了です。

Ftprog4

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2025.05.07

オリジナルのMPSSE-JTAG基板を設計しました

MPSSE-JTAG基板を設計しました。

XILINXの9pin、ALTERAの10ピン、XILINXの14pinに対応していて、レベル変換ICも搭載しています。

Mpssejtag_top

悩んだのは12MHzのクロックをどう与えるかです。

いろいろなFT232Hの回路を見てきましたが、水晶の負荷容量について基板ごとにマチマチなんですよね。

AdafuitのFT232H基板はセラミック振動子を使っています。求められている周波数偏差が30ppmなのですが、セラミック振動子の周波数偏差は0.5%くらいあるので、これは論外。動くかもしれませんが規格外なので真似しないようにします。

水晶振動子を買うときにデータシートに書かれている負荷容量って、その水晶振動子デバイスが持つ容量じゃなくて、水晶振動子から見た外側の回路の容量のことなんです。27pFと書かれている水晶振動子であれば、外側に付く容量が27pFのときに規定の周波数になるという意味です。

基板の配線の容量などによっても変わってくるのですが、まぁ、調整を要する話になるので難しい話です。

というわけで、振動子はやめて発振器を使うことにしました。コストが200円くらい上がるけれど仕方ありません。

両面基板で、基板の裏面には部品を配置せず、GNDもそれなりの経路を確保しました。

Mpssejtag_bot

今回は5枚だけの先行試作ということで、JLCPCBで揃う部品だけで揃えました。

基板と実装費用を合わせて5枚で15000円くらいです。安い。トランプが関税200%かけたくなる気持ちも理解できます。

 

ただし、チップ抵抗は謎の中華メーカー。USBコネクタはHIROSEということになっているが本当にHIROSEが来るかどうかは不明。

USB保護ICはNexperiaのPRTR050のはずなんだけどDOWOとかいう謎メーカーに変わっています。

9ピンや10ピンのコネクタは千石や秋月で買ってきて付け、14ピンの2mmピッチコネクタはDigikeyで調達して後で手付けします。

 

基板製造は24時間コース。基板実装は1~2日とのことなので、来週の月曜日くらいには出来上がってくるのではないかと期待しています。

Mpssejtag

ケースは3Dプリンタで後から自作します。

サイズは5cm×3cm。販売価格は8000円くらいかなと思います。

Amazonで売るなら手数料入れて10000円くらいになるかもしれません。

 

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2025.05.06

河口湖へ雨の日ドライブ

連休の最終日。河口湖へドライブに行ってきました。

前日(5日)は中央自動車道が深夜まで渋滞とか、さすがに連休はすさまじすぎる。

今日はあいにくの雨だったので、少しは空いているかと期待してドライブに行きました。

河口湖方面は2mmの雨との予報だったので、最初は東名高速を走って沼津のほうに行こうとしたのですが、沼津へ行っても海鮮丼を食べる以外に面白いものはなかったので御殿場で下りて河口湖方面へ向かいました。

やはり雨ふってたし、寒いし、花を楽しむっていうレベルじゃなかったです。

Kawaguchiko_20250509131701

でも、すいてて良かった。

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2025.05.05

格安のMPSSE-JTAG基板を作ります。

FT232HとUSB-TYPE Cと1.8V~5Vのレベル変換ICが乗った格安の基板を作ろう思います。

今はMITOUJTAG Free用のJTAGケーブルとして秋月のFT2232DやFT232Hを案内していますが、秋月でFT2232Dの基板を買っても、XILINXの14ピンやALTERA10ピンの形状で出すのって面倒だし、EEPROMにFT_ProgしなきゃMPSSEにならないので、すぐにJTAGしたいと思ってもそこに障壁があると感じています。

そこで、機能を最低限まで削って、ケースも3DPで作って、基板と実装をJLCでおこなって、Amazonの手数料とクレジットカード手数料まで乗せて3000円くらいで出せないだろうかと考えて設計しています。

秋月キットを買ってきて、万能基板やブレッドボードに乗せて14ピンのコネクタ(しかも2mmピッチではない)を乗せるのってかったるいし、仕事じゃやりたくないですよね。

そこで、XILINX 9ピンとALTERA 10ピンとXILINX 14ピンのコネクタが基板に最初から乗っていてターゲットへの接続は楽ちんな基板を作ろうと思っています。もちろん、9ピンのバラのケーブルと10ピンのリボンケーブル、14ピンのリボンケーブルは付属しています。

Mpsselvconv

最近のFPGAやCPUは1.8Vや1.2Vといった低い電圧で動作するので、JTAGの電圧も低いものが要求されることが多いです。そんなところに3.3Vのロジック信号を与えてはいけません。

なお、FT2232DやFT232HにはVCCIOがあって、IO電圧を上げ下げできそうな感じではありますが、実際にはVCCIOは3.3V専用になっています。

つまり、定電圧デバイスにFTからつなぐには、レベル変換ICは必須なのです。

 

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2025.05.04

なぜ、MITOUJTAGを無料化したのか?

ある日、私はGrokと会話していました。

MITOUJTAGを知っていますか?

未踏ソフトでFPGAに関するものを教えてください

質問を変えて色々聞いてみたけど、Grokは知らなかったんです。

2003年度ですよ。ちゃんと探してください

全く違うプロジェクトを提案してくるし、私の名前も知らない。

 

質問を変えて、Grokに「世界で有名なJTAGソフトを教えて」と聞いてもMITOUJTAGの名前が出てきません。

 

MITOUJTAGは未踏ソフトの中では成功した方だと思うのですが、Wikipediaにも載っていないしあまりにも知名度が低い。

ショックでした・・・

なんでこんなに知られていないんだ・・。

広告とかやっていないし、Webサイトの作りも凝っていないし、マーケティングにお金をかけるべきかな・・とか、悩みました。

 

そんな時、四国のある会社から、MITOUJTAGが使えるかどうか試したい。効果がわからないものは買えないから評価版がぜひ欲しいと。評価版がないなら出張デモしにきてくれと。

えっ!?四国ですよ。飛行機代だけで赤字になります。

 

あと、MITOUJTAGをご購入いただいたお客様からの問い合わせは、メールでのやりとりなんです。JTAGの深いプロトコルを調べたり、ROMの書き込みアルゴリズムを調べたりして答えています。MITOUJTAGには面白く便利な使い方があるのに、ノウハウが共有されない。

 

・・・、そんなあるとき。頭の中ですべてがつながりました。

無料版を作って配れば遠方のお客様のところに出張デモにいかなくてもいいし、メールや電話でのサポートも不要だし、そして何より有名になれるかも。

ソフトウェアって、使ってもらって広まらなければ存在していないも同然じゃん。

 

それに、2010年ごろまでは結構売れていたけど最近はあまり売れていません。販売個数が0個になったところで、会社の経営にはそんなに傾かないのです。売れたら売れたでボーナス的にうれしいけど、今の特殊電子回路の収益の柱はMITOUJTAGではないから心配ゴム用です。

そういうわけで、いままでのクローズド路線から180度方向転換しすることに決めました。

ソフトウェアはみんなに使ってもらってなんぼです。

もうMITOUJTAGでは稼がなくてもよいので、プライベートなサポートを希望するお客様にだけ購入していただければ、これからは収益としては十分です。

 

趣味やご家庭で使われるようになって、どんどん広まってほしい。

みんなが使ってくれて広めてくれれば、世界3大JTAGツールとかになれるかもしれない、と期待しています。

すべての原動力は有名になりたいからです。

 

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2025.05.03

MITOUJTAG Free版をリリースしました

おまたせしました。

MITOUJTAG Free版(無料版)をリリースしました。

MPSSEのJTAGケーブルがあれば、一般のご家庭でもJTAGバウンダリスキャンができるようになってしまいます。

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CPUでもFPGAでも、JTAGに対応していれば何でも見えますよ。

 

秋月のFT2232DモジュールをMPSSE化するには、

FT2232D USBシリアル2ch変換モジュールキット EEPROM実装済
https://akizukidenshi.com/catalog/g/g116897/

を選択してくださいね。MPSSE化するにはEEPROMは必須です。

ダウンロードページはこちらです。

https://mitoujtag.jp/freev.html

ちなみに、タイトル絵はAIに描いてもらいました。

Mitoujtagfreebanner

 

★追記★

ネットでのご意見をもとにMITOUJTAG Freeの補足情報を書きます。

① DigilentのArtyなどで使う場合

ArtyやZYBOなどDigilent製の評価ボードの場合は、ケーブル自動認識ではなく、手動でDigilent JTAGを選んでください。Digilent JTAGを使う場合はAdeptというミドルウェアが別途必要になります。(Digilentから無料でDL可)

Arty

② 自動認識する場合

各種評価ボードを挿して、「ケーブルの自動検出」を実行すれば、FTDIのポートA,B,C,Dが順番にスキャンされていきます。FT2232Hでポートが複数ある場合でポートB以降を使用する場合は手動で接続してください。自動だとAが開いてしまいます。

Autodetect

③ バウンダリスキャンはJTAGの基本機能なのに、各FPGAやマイコンメーカーがツール公開していないのはなぜか?

他のメーカーのFPGAも同様にデバッグできちゃうからじゃないですかね。

④ UltraScale+でJTAGチェーンエラーになるし動作が変?と思ったら、右下のちっこいのが認識されてないのが原因だった

ZYNQMPはFPGAとDAPの2つが入っているのですが、電源投入時はDUMMY DAPというのが見えています自動認識して1個しか見えない場合は、JTAGチェーンのRESETボタンを押し、再度自動認識してみて下さい。2個のデバイスが検出された状態だと正常に動作します

 

次は、FT232HとUSB-TYPE Cと1.8V~5Vのレベル変換ICが乗った格安の基板を作ろう思います。

秋月でFT2232Dの基板を買っても、XILINXの14ピンやALTERA10ピンの形状で出すのって面倒だし、EEPROMにFT_ProgしなきゃMPSSEにならないので、すぐにJTAGしたいと思ってもそこに障壁があるから取り除かなければなりません。

 

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2025.05.02

MITOUJTAG Freeを鋭意開発中!BSDL拡充

MITOUJTAG Freeでいろいろなデバイスが扱えるようにBSDLファイルをいろいろ読み込んでテストしています。

Agilexのでかいやつって、なんだか変なパッケージですね。

Agilex1

Agilex2

GOWINも自動認識できるけど、mg100とかいうパッケージがBGAなのかQFNなのかわからないので変な絵が出ます。

Gowin1_20260102185401

Gowin2_20260102185401

 

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2025.05.01

JLCPCB(3DP)でのホーンアンテナ再挑戦

ワイもJLCPCBの3DPでホーンアンテナを作ってみました。

Horn2

220~330GHz帯でWR3.4という導波管のものです。長さは56mm。

Horn1

しかし、上の2つは穴が詰まっていました。

こうなるだろうと思って、半分に割れるタイプも作ってはみたのですが・・

Horn3

結果としては、全然だめ。

ERAVANTとかのアンテナに比べると-10~20dBくらい悪い。

TRA240に被せようと思った短いやつは歩留まり50%。でも、TRA240評価キットに最初から付いてきたHDPEのレンズのほうがずっと良いという結果でした。

やはり、鉄で250GHzアンテナを作るのは無理があるのかもしれません。

本当にこれステンレス?鉄じゃないの?磁性的な抵抗で高周波の抵抗になってんじゃない?

 

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