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2025.11.08

自分でCNCを使ってビジネスしたい

昨日の記事にも書きましたが、ネットで調べた既存のアルミ加工業者の「特急対応」「1個から歓迎」「即見積」が嘘だったので、私がCNCフライスを買って、試作に特化した金属加工業をはじめるビジネスプランを考えました。

この新事業の特徴は、

  • 顧客はSTEPファイルを投げるだけ。図面を2DのPDFへの変換不要
  • CNCマシンのユーティリティソフトが算出した予想加工時間に応じて課金。見積もりは即時
  • 難しくて加工できないとソフトがエラーを返した場合は、その理由とともにどの部分が加工不可かを説明し、顧客に設計をしなおしてもらう
  • 加工が難しく失敗した場合も責任は取らない
  • 公差とかは一切気にしない。できたとこ勝負
  • 社長の自宅にCNC加工機を置いて24時間稼働。土日も稼働。深夜もパジャマで見守り。加工が終わったら即時出荷。墨田区ならチャリで納品
  • 1個の試作に特化しており、大量注文は受け付けない
  • そもそも当社は電気電子の会社なので、電子回路の筐体や、マイクロ波のシールド、導波管部品やアンテナなどの場合は技術的アドバイスが付く
  • 材料はアルミ、銅、真鍮と、エンジニアリングプラスチックのみ。鉄系はやらない
  • あくまでも副業なので、受注は月に5件くらいしか受け付けない
  • 海外に発注しないので技術流出の可能性がゼロ。

です。

特に最後の点が経済安全保障の観点から重要な強みになると思っています。

現在、日本では特急で1個だけの金属加工を引き受けてくれる業者がありません。

既存の業者はリピートにつながらない単発の特注を引き受けたくないのが本音です。そのため、日本の試作アルミ加工はどんどん海外に流出しています。

そこで試作のアルミ切削加工に特化した受け皿を作り、技術が流出するのを食い止める必要があると痛切に感じています。繰り返しになりますが、リピートが望めない単発案件は既存のアルミ加工業者は決してやりたがりません。

それに対して私は新事業は副業なので、リピートにつながったら逆に嫌ですし、この新事業を収益の柱にすることは考えていません。

この新事業の真の目的は、

「試作加工を通じて日本の技術が流出している現状に危機感を感じ、経済安全保障の観点からアルミ切削加工の受け皿を作りたい」です。

みんなが中国に発注してしまうのを、日本国内に1つでも受け皿があればと思い、始めようかと思っている次第です。

 

だから、「そんなの中国に発注すればいいじゃん」という指摘は当たりません。
安さや手軽さ、スピードでは中国の方が良いかもしれません。
でも、中国に発注したくない、発注できないような機微な案件を引き受ける受け皿なのです。

「公差はどうするのか?公差が保証できないなら使わない」
という意見もあります。紙やすりで磨いてください(笑)。いや、±0.1mmくらいずれても良いように余裕を持って設計してください。

「大量注文やリピートが来たら、本業の時間が無くなってしまうのでは」
という意見もありました。もし、大量の注文やリピート注文が来たら喜んで墨田区の町工場に紹介します。

 

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