JLCPCBでフレキシブル基板を発注しました。
以前作ったフレキ基板はコネクタの裏までふにゃふにゃでした。
JLCPCBに限らず、フレキ基板というのはポリイミド、つまりカプトンテープのような素材の上にパターンを作っているわけですから、ふにゃふにゃなのです。ふにゃふにゃしていても1回なら気合でコネクタの抜き差しに耐えられますが、2回目からはひび割れたりするかもしれません。
今回はふにゃふにゃ対策としてスティフナーというのを貼ることにしました。
スティフナーには、ポリイミド、FR-4、ステンレス板などがあります。ステンレスはカメラなど高精度の位置決めが必要な場合に使うようですが高いので、今回はポリイミドとFR-4にしました。
ちなみに、ポリイミドを追加で貼ってもふにゃふにゃのままです。コネクタの挿抜に耐えられるようにするにはFR-4を貼る必要があります。FR-4というのは、普通のプリント基板に使う材質で、これを適当な大きさにカットして貼ってもらうわけです。
ポリイミドとFR-4は下の図のように両方使うと長持ちします。

コネクタの抜き差しに耐える硬さはFR-4のスティフナーが受け持ちますが、ポリイミドのフレキ基板の裏にFR-4を直接貼っただけだと、曲げたときに境目に力が加わりやすく断線の原因となります。そこで、ポリイミドのスティフナーを間に挟み、
(上面)
コネクタ
レジスト
銅配線
ポリイミドFPC
銅配線
レジスト
接着剤
ポリイミドスティフナー
FR4スティフナー
(下面)
という構成にします。
基板の設計では普通にTOP層やBOT層、カットラインなどを描いていきますが、スティフナーの部分は別のメカニカルレイヤーとして書きます。
下の図では、紫の線がポリイミドのスティフナー、水色の線がFR-4のスティフナーです。

この外形線を
- FR4stiffner.gbr
- PIstiffner.gbr
という名前で作り、JLCPCBにアップロードするファイル一式に入れておきます。
私はPROTEL99SEという古いCADを使っていますが、KiCADでも「普通に回路を設計して、メカニカルレイヤーを2つ追加」で、できると思います。
JLCPCBでの注文画面は以下のように入力しました。
まずはフレキ基板を選び、2層、面付などを入力します。厚さはデフォルトの0.11mmでいいでしょう。

High-Spec Optionsはスティフナーの種類と厚さを選びます。スティフナーの種類は選択制のラジオボタンではなく、チェックボックスなので、複数選択できます。
FR-4は0.4mm厚くらいでちょうどよいと思いますが、このあたりは好みの問題もあると思います。

これでカッチカチの丈夫なフレキ基板が作れるようになります。
出来上がった基板はこちらの記事にあります。
最近のコメント