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2026.05.24

74HC4046 PLL基板の再設計

いろいろな知見を得て、PLL基板を設計し直しています。

前回作った基板はVCOを0V付近まで使えるようにFETを使ってVCOIN拡張したのですが、低い電圧=低い周波数ではノイズの影響がひどいためロックしにくくなるという問題がありました。

そこで、まず電源を強力にフィルタしたりLDOを入れたりしました。

Newpll

  • 正負電源を作るSW電源のコンデンサ強化と、EMIFIL、LDO追加
  • VCOの周辺はGNDで囲む
  • 分周比はCPLDで設定する
  • ループフィルタは、アダプティブにする
  • そのアダプティブなループフィルタの計算はRP2040で行う
  • 50mVの振幅のリファレンス入力でロックできるようにコンパレータを工夫する
  • VCOの発振範囲を2段階で切り替えられるようにする
  • VCO用の4066と位相比較用の4066はもちろん分離する
  • VCOINに1MΩで電流注入できるようにする(ON/OFF可能)
  • クリティカルな部分には「バイポーラトランジスタと大容量Cでクリーンにした」電源を使う

かなり遊べそうな回路でしょ!?

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2026.05.23

11次のLCバンドパスフィルタ

11次のLCバンドパスフィルタと聞いた瞬間に、逃げたくなりますよね。

AI(Geminiを使用)に、400kHz~1MHzまで通すフィルタを作って、とお願いしたら設計してくれました。

しかも、1E12系列で丸めたものを・・・

11thbpf

そして、この性能は完璧。

11thbpf2

「もうちょい帯域広げて」という要望にも嫌がらずに再計算してくれます。

いったいLLMというのは、どういう中身なんだ。

ただ、最初に作ったときには特性がおかしかったのでシミュレーションした結果をAIに見せて「すみません、まちがってました」みたいなやり取りをして、2回目くらいでこの素晴らしい特性に落ち着きました。

 

CQ出版の本に書かれたLCフィルタの本の表を見ながらスケーリングして・・・というやり方は昔のやり方になってしました。

フィルタが誰でも簡単に設計できる時代になりましたね。

 

この回路を簡単に実装できるように基板を作りました。

11thbpf3

うわっ、と思う量のLとCがありますが、AIが計算したとおりのコンデンサとコイルを乗せるだけです。

すごい時代になりました。

 

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2026.05.22

差動信号を同軸ケーブルで送るためのコネクタ

RFミキサなど、微小なRF信号を差動で送らなければならない場合があります。

基板上の信号であれば差動で配線すればよいのですが、DACとミキサが離れている場合はケーブルで接続しなければなりません。

このような場合、同軸ケーブルで差動信号を送るにはどうすればよいのでしょうか?

シングルエンドだとSMAとかBNCとかSMBとかいろいろありますが、差動ではどうすればよいのでしょうか?

調べたところ、ダブルFAKRAと、TwinAxというものがあることがわかりました。

 

ダブルFAKRAというのは、こんな感じのコネクタで、2本の同軸ケーブルを同時に接続できるコネクタになっています。複数のRF信号を扱うような場合・・・例えば複数のアンテナのダイバーシティとか、AMとFMみたいな用途が想定されています。

Doublefakra

ただ、2本の同軸ケーブルを同時に挿すというものなので、1本1本の同軸ケーブルは50Ωですが、差動インピーダンスまでは規定できません。あくまでもシングルエンド2本というケーブルです。

ダブルFAKRAのコネクタは形状がAからZまでいろいろあって、切り欠きの位置が干渉して異なるタイプのコネクタに挿せないようになっています。誰が組み立てしても間違えないという配慮ができています。Zという形状だとオールマイティに挿せます。

もともと車載用なのでコネクタの価格も1000円程度で、数GHzまで使えて、コスパも良いです。

 

それに対してTwinAxというのは、1本の同軸ケーブルの中に2本の芯線を入れたものです。

Twinax1

こういう構造なので、シングル50Ω、差動100Ωというインピーダンスが期待できます。

コネクタ形状はBNCっぽい形で芯線が2つとか、SMAっぽい形状で芯線が2つという異形の形態となっています。

Twinax2

Twinax3

ぱっと見、BNCだなと思って「あれれ?」となるパターンです。

 

TwinAxの困ったところは、コネクタに統一規格が無いのでメーカーごとにみんなバラバラで、勘合するかどうかが非常に怪しいというところがあります。TwinAxはIBMがデータセンタで始めたところに軍事用がのっかってきたり、いろいろな経緯があって統一が取れていません。

TwinAxのルーツはアメリカです。ヤードポンド法なので、長さ100フィートとか、ケーブルの長さが感覚的にわかりづらいという欠点があります。メリケンはこれだから困る。

メーカーごとに規格がバラバラでフィートで高いという欠点はありますが、インピーダンスマッチングが取れているのがメリットでしょう。

 

それに対してFAKRAはドイツ発祥でEUの統一規格なのでメートル単位です。ドイツ車の標準仕様なので安い。だけど、差動インピーダンスが取れません。 

 

それぞれ一長一短ですが、差動信号を同軸で送るならこのどちらかの規格を使うのが良いでしょう。

 

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2026.05.21

1bit DACの信号をデコード

1週間くらい苦労していた1bit DACのデコードができるようになりました。

1bitdac

上の波形は1bit DACなMEMSマイクで音を拾って、それをFPGAでデコードしています。

FPGAの空I/Oピンにパラレル化したデコード結果を出して、それをMITOUJTAGを使ってバウンダリスキャンで観察し、波形として見ています。

このマイクは8kHz~10kHzくらいで感度が最大になるようですが、相当大きな音を聞かせてもフルスケールになりません。

ですが、1bit 変調器をFPGA内で作ってフルスケールになる信号を与えたらフルスケールが出るので、このマイクのせいなのでしょう。

 

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2026.05.20

CD74HC4066が低周波側でロックしない理由

先日作成したCD74HC4046を使ったPLLが低周波側でロックしないので悩んでいましたが、その理由のひとつは、VCO電圧をゼロ付近まで使えるようにFETで拡張していたためではないだろうかと考えられます。

CQ出版の「PLL回路の設計と応用」(遠坂さん著)によれば、4046はVCOINが0.9V以上ないと動かないけど、VCOの入力をこういう回路にすれば0V付近まで使えるというテクニックが書かれていました。

Vcofet

実際に試してみると本当にそのとおりで、線形性も良かったのですが、

4066vco

0V付近の電圧まで使えるということは、低周波は0V付近の電圧入力になるわけですから、非常にノイズの影響を受けやすくなるのです。

今回作ったPLL回路は電源がいい加減だったので、50mVくらいのノイズを受けてジッタが悪化するのではないだろうかと考えられます。

つまり、このFETを使ってVCOINを拡張する回路は、確かに低周波まで発振できるようになるけど、低周波を使うにはノイズ対策に相当の覚悟が必要だということが身に染みてわかりました。

 

なお、18MHzくらいで動作させたときにはロック性能も非常によく、ジッタは4ns程度でした。

下の波形は、黄色がVCO出力で、青がリファレンス入力です。

18mhz1

図 18MHzのVCO出力

 

それに対して1MHz付近で動作させたときにはロックは非常にゆっくりで、ジッタも40nsくらいです。

1mhz1

図 約1MHzのVCO出力

 

なお、4046のPC2は不感時間があるので20nsくらいのジッタが出てしまうということが言われていますが、この対策としてVCOの入力(ループフィルタの出力)に1MΩの抵抗で電流を注入してやるという方法があります。

これを試してみたところ、上のような波形になりました。

 

1MΩの抵抗で電流を注入しないと、VCO 1MHz時に200ns以上のジッタが生じます。18MHz時には6nsくらいのジッタが生じます。
ジッタの大きさは異なりますが、いずれも電流注入は良い結果をもたらしています。

 

また、電流注入を行うと、VCO出力とリファレンス入力が0°のときにロックするのではなく、微妙な位相差のときにロックするようになります。そのため、PCP出力を見て簡易的にロックしたかどうかを判断することができなくなります。

 

4046のPLLのロックは2段階で、まず最初に周波数が一致して、その後、位相がすべっていって規定の位相差でロックします。

 

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2026.05.19

チップワンストップはもうない

チップワンストップがArrowに吸収合併されたのですが、Arrowがチップワンストップを引き継ぐのかと思ったのですが、そんなに世の中は甘くありませんでした。

チップワンストップは完全に消滅したようです。

 

チップワンストップの魅力は、抵抗やコンデンサやICをネットで注文できて、翌日に届くところでした。

このようなことができたのは、チップワンストップが国内在庫を持っていたからです。

しかし、Arrow統合後のチップワンストップでは、日本に無い部品ばかり出てきます。

Chip1_1

MOQも多く、1個から買えません。

 

それに、検索には出てくるものの「お住まいの地域では価格情報をご利用いただけません」って、生殺しじゃないか!

Chip1_2

買えないし、価格も見られないような部品を出すなよ、と言いたい。

検索で日本在庫部品だけを見ようとしてもフィルタできない。

電子部品を買えないサイトに成り下がってしまいました。

まさに、チップストップ。

 

日本で部品を通販で1個だけ買うことはできないのだろうか・・

 

そうだ、RSコンポーネンツがまだ使えるかもしれない、と一縷の望みをもって覗いてみると・・

Chip1_3

確実に悪化している。

今までは海外在庫は「海外在庫」と表示されていたのに、今では「在庫あり」としか出ない。そして、納期が長い。

 

「海外在庫を在庫ありと言うな!」とアンケートに書いていたら、その真逆の方向に進まれてしまいました。

RSコンポーネンツは「在庫ありと優良誤認させる」戦略を使って、納期の長い海外在庫を買わせようという魂胆のサイトに成り下がっていたのです。

もう駄目ですね。

 

翌日配達の望みは、そうだ、マルツがある!

Marutsu

ありがとう、マルツ~~~😭😭😭😭😭

今度からマルツで買うから、翌日販売の商売は絶対にやめないでください!

 

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2026.05.18

Bambuの3Dプリンタがデータを送っている可能性

このツイートリツイートしたら思ったより反響があって驚いています。

Bambu

要するに、Bambuの3Dプリンタはデータをクラウドで送っているから気を付けろという話です。

スライサーの部分や、クラウドからプリンタにデータが送られてくる部分などがブラックボックスです。

Bambuの3Dプリンタはもともとはオープンソースのプログラムを改良して作ったらしく、Bambu社が追加した部分でいろいろネットワーク経由でデータを送っているのですが、その部分が不透明なのです。

中国の会社は中国共産党が要求したらデータを差し出さなければならないわけなので、Bambuで作った造形物のデータはBambuのクラウドに保存されているし、それは中国共産党が全部見られるわけです。

まぁ、世界中で作られている造形物を全部監視することはしていないでしょうが、特定の会社や人物(メールアドレスで紐づけは容易)の造形物を監視したりデータを窃取するなんてことは容易いことでしょう。

 

だから、Bambuで造形物を作るときには、実験や、オモチャ、箱など見られてもいいものしか作らないというポリシーで使う必要があります。

もしくは、オープンソースのスライサーを使って、3DプリンタをWiFiにつながずにSDカードで運用するか、です。

 

ちなみに、AIに調べさせたところ、中国は3Dプリンタは戦略物資だかなんだかで国家を挙げて奨励していて、3Dプリンタを作る会社には税金優遇とかしているようですね。だから諸外国よりコストメリットが出せるそうです。

そうして、日米欧に浸透させたところでデータを抜き取っていたとしても何ら不思議はありません。

 

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2026.05.16

74HC4046のVCOINをFETで拡張する方法

遠坂さんの「PLL回路の設計と応用」の233ページに載っていたこの回路を試してみたら、本当に4046の発振周波数がめっちゃリニアになって、可変範囲も広がり、0Vまで使えるようになりました。

1kHz~14MHzまで発振できます。

Vcofet

電圧と周波数の関係は綺麗な直線・・のように見えますが、少し膨らんでいます。傾きで2倍くらい違いますが、ほぼ直線と言えるでしょう。

4066vco

ちなみに次のページにある定電圧ダイオードを使った回路を併用してみたけど効果はありませんでした。

4066vco2

VCOの改良は、FETで定電流ドライブする回路のみで十分と思われます。

 

さて、今回の回路はPLLとして動作はしているのですが、1.7MHz(VCOは10.2MHz)までしか追従できませんでした。

分周比を変えたり比較周波数を半分にしても同じなので、位相比較器の問題ではなく、VCOの問題と思われます。

Vco1

試行錯誤していたら、電源ICが間違って2.5Vのものを使っていたことに気が付きました。電源を5Vにしたらリファレンス2.9MHzまで(VCOは17MHzまで)追従できるようになりました。4066はVCOINの電圧が発振周波数に直接効いてくるので、電源電圧が高いほうが高周波まで使えて有利です。

Vco3

 

一方、低速の限界のほうは20kHzとか30kHzとかでした。これはVCOの発振下限由来か、ループフィルタの出力がmVオーダーでノイズの影響を受けやすいためと考えられます。

Vco2

低いほうはノイズとの闘いになるようですね。

 

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2026.05.15

アナデバのICがMouserで買いにくい理由

最近、アナデバのICがMouserで買いにくい、自動的にキャンセルされる、という声が聞かれます。

どうやら個人には売らないという方針らしく、個人事業者も購入できなくなったそうです。

アナデバはMaximやLTを買収しているので、MaximやLTのICも買えなくなったということで、これは小規模事業者にとっても大変な問題です。

 

アナデバの部品が買えない理由についてはMouserは公式には発表していませんが、私はロシアによるウクライナ進攻の影響ではないかと考えています。

具体的にいうと、ロシアのミサイル残骸から米国半導体が見つかっていて、ロシアがどうやって制裁を回避して入手していることが問題視されています。

この件で、2024年にADI、TI、AMD、Intelの4社が厳しく問い詰められています。

https://kfgo.com/2024/02/21/senate-panel-to-hold-hearing-on-us-chips-use-in-russian-weapons/

さらに詳しく言うと、2024年にロシアのKh-101ミサイルがキーウの小児病院を攻撃し少なくとも42人が殺されました。このミサイルで使われた部品は2022年にロシアが進攻した後で製造されていたのです。商務省や議会が怒り、4社を厳しく叱ったとのことです。

https://www.hsgac.senate.gov/wp-content/uploads/09.10.2024-Majority-Staff-Report-The-U.S.-Technology-Fueling-Russias-War-in-Ukraine.pdf

制裁しているのにどうしてロシアに渡っているのかというと、第三国(アルメニア、カザフスタン、トルコ)を通じて輸出量が急増しているので、米政府から各メーカーに販売先をしっかり管理しろと圧力がかかり、現在のような販売制限がかかるようになったと考えられます。

『2021年から現在までのロシアおよびその他10カ国(アルメニア、ベラルーシ、中国、フィンランド、ジョージア、香港、カザフスタン、キルギスタン、ロシア、トルコ、ウズベキスタン)への輸出に関するデータに関する情報と記録を要請した。これらの10カ国は、ロシア連邦による半導体の取得を支援した、または支援する可能性のある組織が存在する国として特定されている』

すなわち、中国や香港、中央アジア諸国を通じてロシアに渡っている可能性が高いということです。

今のところDigikeyが日本宛の出荷を制限していないのは、Digikeyが日本に売った部品がロシアに流れた事例が見つかっていないからでしょう。もし、誰かがロシアに電子回路を輸出でもしたら、日本行きの出荷が怪しいということになって、厳しくなる可能性は十分にあります。

絶対に電子部品がロシアに渡らないように気を付けなければなりません!!

日本はそういう懸念を持たれている国ではないのですが、それは先人の努力による信頼の結果でもあります。

 

アメリカ政府の怒りのレベルは10段階で言って7~8くらい。本気で怒っているけど、まだメーカーの自主的な改善に期待しているレベルです。ここでメーカーが手を打たないと本格的に政府から制裁を食らうというレベルです。

Mouserで個人が買えなくなりましたが、このままDigikeyやその他のディストリビュータでもそうなるのか、それともMouserだけなのか。今後の展開から目を離せません。

 

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2026.05.14

AliExpressやヤフオクで電子部品を購入した

半導体の真贋判定の材料にするためアリエクやヤフオクで部品を買ってみました。

アリエクは1週間ほどで先発隊が到着。

Ali1

アリエクのICはなんか汚い。ピンは曲がっているし、セロテープで止めているし。中古っぽいなあ。

Ali2

ヤフオクは日本の業者から買いましたが、これは本物っぽいです。XC3195です。

Yafuoku

XC3195というのはXC3000ファミリのデバイスで、XILINXの系譜的にはXC2000→XC3000/XC3100→XC4000→Spartan→・・・という流れです。

だいたい1988年ごろのICですね。こんな古いものをっ、です。

 

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2026.05.13

Intel MAX10で差動信号を作って8b/10bで送信

IntelのMAX10にセンサをつなげ、60cmのフレキケーブルを通じて送ってくるという装置を作っています。

フレキ上のデータ伝送速度は160Mbpsなのですが、8b/10b変換して200Mbpsで送っています。

8b/10bを使ったのは、センサのデータなので1や0が連続する可能性があったからというのが大きいです。0や1が偏るとバランスが悪くなるからということです。

ちなみに、LVDSなどの差動にしないと全く安定しません。やはり差動は偉大だ。

差動でさえあれば、LVCMOS25のピンを2個使って反転させて送るという疑似差動でも問題ありませんでした。そこそこの距離を高速で伝送するには、差動で送るということと、受信端で終端することが重要であるようです。

ちなみに、今回の基板ではMAX10のJTAGの端子をSharingしているので、TDOとTDIが差動ペアの端子になっています。JTAGをSharingにする場合、TDOを出力可能端子でデザインしなければなりませんが、TDI/TDOピンをdatanとdatapの差動にするとJTAGENをHにしてもJTAGが使えなくなるという問題があるため、LVCMOS25を使った疑似差動で送ることにしました。

8b10b_20260515072201

 

 

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2026.05.11

ハンバーグの断熱圧縮調理法

ハンバーグの新しい調理方法を思いついたので、他人に特許を取られる前に公開することにします。

まず、ハンバーグの従来の課題は中心部まで火が通りにくいことです。そこで、従来の技術では中心にチーズを置いたりしてきました。

しかし、やはり中心部まで肉が詰まったハンバーグを食べたい!ハンバーグの中心部まで加熱する、いや、むしろ中心部から発熱するような調理技術が望まれてきました。

そこで、私の考えた新しい調理方法では、まず、ハンバーグの種を作ったら加熱用の容器に入れるのですが、ハンバーグの種の中心に空洞を作っておきます。

Ham1

 

 

この容器を断熱圧縮します。ポアッソンの法則により6気圧まで圧縮すると空気の温度は224℃になるのでジリジリ焼かれます。

このときハンバーグの中心の空洞も同じく6気圧になり、ハンバーグ種は内外の圧力差がないので破れません。

中心部が発熱し焦げ目が付くほど焼かれるはずです。

Ham2

 

 

ピストンには弁があり広げるときには弁が開く構造になっているとします。
そうすることで断熱膨張で冷えることを防ぎます。

圧縮と膨張を何度か繰り返すうちに種に穴が開いて中心の空洞が潰れたら料理完了です。
この調理では火を使わず、いざとなれば人力で動かせるので、災害時でも調理できます。

 

Ham3

また、目標気圧を変えることで温度は自在にコントロールできます。
この調理方法自体は物理法則そのものですから特許にならないと思いますが、「中心に丈夫な空洞を持ったハンバーグ種の製造方法」ということでなら特許取得が可能ではないかと思います。

 

現実問題としては空気の熱容量は小さいので、断熱圧縮だけでハンバーグを丸ごと調理をするのは難しいでしょう。
したがって、圧縮容器自体もフライパンのように加熱できるようにしておき、容器からの熱伝導でハンバーグを普通に焼いてから、最後に断熱圧縮の一撃で内部を焼くという使い方になるかなと思います。
このあたりの手順についても先行例はなく、また当業者にっても容易に思いつくことではないので、特許化が可能かと思います。

まとめると、
・ヒーターで加熱可能な圧力容器を作る
・ヒーターで通常どおりハンバーグを焼く
・最後の仕上げに断熱圧縮で内部の空洞を焼く
この発明では、肉種の中の丈夫な空洞の作り方と、ヒーターによる加熱と断熱圧縮による加熱の手順や配分
が発明の肝になります。

Ham4a

 

このアイデアをX(旧ツイッター)で公開したらいろいろなコメントをいただきました。まとめるとだいたい以下のような感じです。

  • ハンバーグの内側に空洞を作るのが難しい
  • 空気の比熱は少ないので、あまり焼けないのでは?
  • 圧縮に1トンくらいの力が必要なのでは?
  • 何度もサイクルを繰り返すしかないが、何度も繰り返すと破れるのでは?
  • 美味しくなさそう
  • いっそのことディーゼルエンジン・・略

いろいろなコメントを読んで、機械的に圧縮するのは難しそう(1トンくらいの力が必要な割に、熱い空気のエネルギーは大したことないので、全然あったまらない。これは本質的な欠陥)なので、最終的には次の形になりました。

① 圧力容器を2つつないだ構成にします。2つの圧力容器を接続し、片方でお湯を沸かします。

② 左側の容器では、ハンバーグの余熱と、圧力容器に熱を奪われないためにあらかじめ容器を加熱しておきます。

③ 右側の容器でお湯を沸かし、240℃ 7気圧程度になったら間のバルブを開けます。7気圧の高温高圧水蒸気が一気に流れ込んできてハンバーグ側のチェンバーを一気に6気圧まで加圧すします。すると、ハンバーグ中心の空洞が潰れて中心部から発熱します。

 

Ham4

図 沸騰水型ハンバーグ断熱圧縮炉

 

 

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